園日記

幼稚園作り。

年長まつ組さんの幼稚園作り、今日も盛り上がっております。

毎日せっせと絵本作りに励んでいるこのチーム。

今日の新作は、鬼の絵本でした。

節分に向けて鬼に関する絵本や紙芝居を沢山読んできた彼らですから、鬼の絵本を自分たちで作りたくなったのでしょう。

 

こちらのチームは、グレーとオレンジの折り紙を正方形に切っていました。

どうやら、ホールの床を作っているようです。

「これくらいの大きさにハサミで切って、順番に並べるとホールっぽくなるよね。」

「確かに!! いいね~!!」

お互いに意見を出し合いながら少しずつ幼稚園を作り上げていくこの活動が、楽しくて仕方ない様子でした。

 

本日最大の驚きはこちら。

模造紙の中央部の白い部分で、グレーの絵の具をゴシゴシこすっている子がいました。

この子が作っているのは園庭の土。

7月の夕涼み会前に壁面の花火を作った時と、10月の秋刀魚作りで焼き色をつけた時。

今年度二回経験したスパッタリングという技法が、園庭の土を表現するのには最適だと話し合いがまとまったようです。

 

既存の色で表現できる箇所は折り紙や画用紙を用いて。

既存の色では表現しきれないと感じた箇所は、絵の具で新たな色を作り。

描く技法もその都度自分たちで話し合い、納得いくものを模索しながら。

 

自らの力で考え、皆で力を合わせながら道を切り開く、うえだなっ子らしい姿が存分に見られています。

今年度の集大成として相応しい、素晴らしい活動になってきましたよ。