5月10日(月)
ポカポカ陽気の月曜日。
年中ばら組さんはライオンバスに乗り、相模川の土手に散歩に行きました。
先週金曜日にアサガオ、マリーゴールド、ホウセンカの種を植えたばかりのばら組さんですから、土手に咲いている花にも興味を持っている様子で。
「この黄色いお花、きれいだねぇ~。」「あっちにもお花が咲いているよ~。」と、様々な植物を観察しながら、ほんわかした雰囲気のお散歩となりました。
途中、バッタやカタツムリ等の虫も見つけ、みんな大興奮でした。
とても楽しかったです。
また一緒に遊びに行こうね。
その頃、年長まつ組さんはオタマジャクシを観察中。
足に続いて手が出てきたオタマジャクシもいるようで、じっくり観察していると自然と自分たちもオタマジャクシのような体勢に。
全身を使ってしっかり観察した後は、個人持ちの絵の具を使ってオタマジャクシの観察画を描きました。
一見すると黒色のようですが、少し色が薄い部分や透けている部分もあるのがオタマジャクシ。
納得のいく色を自分でパレットに作ってから描いたオタマジャクシは、どの作品もとても素敵な色合い、とても素敵な構図で。
これぞ上田名っ子の作品と感心するものでした。
毎年二月に行っている『うえだなっ子フェスタ』では、このような個性溢れる作品を沢山展示しますのでお楽しみに。
さて、今日紹介したいのは、オタマジャクシの絵を描き終えた後の話。
全員が絵を描き終え部屋の片付けもすべて終わった時、担任は一冊の絵本を取り出し、読み始めました。
自作の絵本『10ぴきのおたまじゃくし』です。
ニコニコ池に生息しているオタマジャクシ10匹のうち、足が生えているのは9匹。
まだ足の生えないオタマジャクシは、他のオタマジャクシのアドバイスに従い、沢山ご飯を食べ、沢山体を動かし、沢山眠ります。
それでもなかなか足は生えてきませんでしたが、みんなの助けもあり、努力を続けると・・・。
足が生えてきた~!!というストーリーでした。
無事に足が生えてきた時、まつ組のみんなはとても嬉しそうな顔をしていましたよ。
絵本の最後のページには、「諦めず努力をすれば、いつか必ず自分のためになる日が来るよ」と記されていました。
このメッセージをまつ組のみんなに送りたかったようです。
足が生えたところで終わったこの絵本、この先どのようなページが書き加えられていくのでしょうか?
オタマジャクシの成長日記も楽しみですが、この絵本に込めた想いをしっかり感じ取れている様子の、まつ組さんの今後の成長がとても楽しみです。