園日記

9月10日(金)自然と人が集まるところ。

自然と人が集まる場所というのはあるもので。

最近行動範囲が広がり、あちこちの部屋に遊びに行くようになった年少さんは、よく年長まつ組さんの部屋を訪れます。

今日も、今月入園した満三歳児の子たちがまつ組の部屋で一緒に遊んでいましたよ。

 

昼食後の時間、レゴブロックを積み上げて遊ぶ年長児の隣に座っていたのは、満三歳児の女の子。

その輪の中にただ座っているわけではなく、レゴを手に取り、積み上げる作業をお手伝いしています。

「ありがとう!! 次は、ここにつけてくれる?」と年長さんが上手にエスコートしてくれるので、とても楽しそう。

この時間は年少児や満三歳児にとって心が落ち着く遊びの時間となっています。

 

こちらは、ジグソーパズルで遊んでいた男の子。

最初は、一人でパズルに挑戦していたのですが・・・。

隣で遊んでいた年長さんのジグソーパズルが気になりだして、ちょっとお手伝い。

こっちのパズルの方が遊びやすかったのか、どんどんピースがはまってきました。

二人で力を合わせたら、あっという間にパズルが出来上がりましたよ。

満三歳児の男の子の側からパズルの絵柄が見やすいように、そっと反対側に位置を移してあげるところに、年長さんらしい優しさが溢れています。

 

自分たちが年少さんの時にお兄さんお姉さんにしてもらって嬉しかったことを、今度は小さい子に対して行ってあげようというその気概は、我々大人が教えてもなかなか身に付くものではありません。

彼らが園生活を過ごす中で自然と身につけていったこの優しさは、この先何物にも代えがたい財産となる事でしょう。

いつも元気な笑い声と笑顔が満ちているまつ組さんの部屋は、自然と人が集まるとても素敵な空間なんですよ。

 

二学期に入ってから朝お母さんと離れるのを嫌がって泣いている年少さんも、遊び始めればすぐに泣き止み、いつもの元気を取り戻してくれています。

毎朝泣かれるのは辛いでしょうし、疲れるとは思いますが、園では元気に過ごしておりますのでご安心ください。