園日記

10月15日(金) 初めての虫さがし。

入園したばかりの男の子。

ゆったりと園庭で遊んでいると、隣の男の子が虫を探しているのが目に入りました。

「ボクもダンゴ虫をとりたい!!」

早速ダンゴムシ探し開始です。

虫探しの先輩にダンゴムシは切り株の奥に潜んでいる事を教えてもらい、切り株を削るための棒も貸してもらいました。

しかし、どこまで掘ってもダンゴ虫は現れません。

 

諦めかけた頃、今度は桜の木にカメムシがついているのを見つけました。

「ボク、このむし とりたい!!」

といえども、相手は動く虫。怖がってしまい、なかなかとれません。

「仕方ないなぁ~」と隣の師匠が棒を使って優しくサポートをすると。

足の下に飛んできました。

「キャッ!」と声を上げ、思わず足元のカメムシを指さし確認。

「これを使えばいいんだよ」と師匠が持ってきてくれた牛乳パックを手に、やっとの思いでカメムシの捕獲に成功しました。

 

虫を捕れたのがとても嬉しかったようで、「やった~!とったよ~!!」と大喜びで園庭の真ん中を突っ切り、すれ違う人みんなにカメムシを見せていましたよ。

 

成功体験はこの時期の子どもたちにとって、とても大切です。

園生活で初めて虫を捕った今日の体験が、自信へと繋がってくれることでしょう。

まずは、来週も元気に登園してきてね。

運動会を終えて。

昨日は、運動会への参加ありがとうございました。

全学年の競技をご覧いただきたかったのが本音ではありますが、今の状況で出来るのはこれが限界だったようにも思います。

 

出番中の写真は保護者の皆様が撮影されていると思うので、今日は運動会の裏側っぽい写真を掲載したいと思います。

 

運動会の朝、黒板には担任からのコメントが書かれていました。

緊張を取り除き、出来るだけ普段通りの精神状態で本番を迎えるために、「頑張ろう!」ではなく「楽しもう!!」と声掛けをするのが我々のスタイル。

うえだなっ子は自分たちで気持ちの切り替えができるので、「頑張ろう」とプレッシャーをかけるよりは「楽しもう」と期待感を高める声掛けをした方がいつもの力を出しやすいのです。

園生活初めての参観日という事で本番どうなるか不安だった年少さんですが、立派に踊り切ってくれました。

退場する時の表情もとても嬉しそうで、どこか誇らしげでしたよ。

ここで十分自信をつけられたので、これからの園生活でも力を存分に発揮してくれそうですね。

三学年で最初に運動会を行った年中さん。

このところのクラス状態の良さが出た素晴らしいステージでした。

自分たちの出番の後も他学年のダンスを積極的に踊り、会場を盛り上げてくれました。ありがとう。

 

年中さんの参観といえば、一つちょっとしたこぼれ話が。

テンポ良くすすむ上田名幼稚園の運動会にしては珍しく、年中さんのかけっことリトミックの間の待ち時間は非常に長かったと思います。

実はこの時、彼らが衣装を着るのを手伝っていたのは年長さんでして。

年長さんがとても優しいので、予想以上に着替えに時間がかかっちゃいました。

 

トリを飾る年長さんのステージはいかがだったでしょうか?

この運動会に『見ている人たちにエールを送ろう』という難しいテーマを掲げた年長さん。

普段の優しい表情から一変したキリっとした顔つきに、その想いの強さを感じました。

保護者の皆様にも、彼らのエールが届いたことと思います。

 

もちろん、他学年の園児にも。

運動会翌日にこれだけみんなが真似をして踊るって、素敵な事ですよね。

年長さん、これからもみんなのお兄さんお姉さんとしての活躍を期待しているよ。