園日記

6月28日(月) 水遊びとサックス

年少二クラスと年中ばら組は、今日水遊びを行いました。

年少さんにとっては園生活初めての水遊びでしたが、水着の着替えに苦労することもなく、みんなスムーズに遊びに入れていましたよ。

とても気持ちよさそうでした。

 

水着セットは、洗ってまた持たせて下さい。

明日以降、天気のいい日にまた行いたいと思います。

 

 

今日の午後、年長まつ組の部屋で先週土曜日が誕生日だった子の誕生会が行われていたので、私もサックスで誕生日をお祝いしてきました。

帰りにばら組に寄って『はらぺこあおむし』の一節を吹いていると、部屋の一角から「プププップ~♪ プププップ~♪」と、『はらぺこあおむし』のメロディーラインにのった音が聞こえてきました。

音のする方を眺めてみると・・・。

新聞広告を丸めて即席管楽器を作って演奏していましたよ。

「吹いてみたいなぁ~」という憧れの気持ちを素直に表し、それを身の回りにあるものを用いて形にできるって、素晴らしい表現力だと思います。

サックスを吹く姿をよく観察しているようで、口の形が何ともリアル!!

その観察力の鋭さもさすが上田名っ子ですね。

 

今年のばら組さんも、音楽がいつも身近なところにある園生活を過ごす土台が出来てきたようですね。

私もウクレレとサックスでお手伝いしていきたいと思います。

6月28日(月) 園はお店屋さんごっこ一色。

先週金曜日に持ち帰った招待状への早速のお返事、ありがとうございました。

お父さんお母さんから届いたお返事を一文字一文字ゆっくりと読み、幸せそうな表情で余韻に浸る姿、とても可愛かったです。

まだまだお返事受け付けております。

登園・降園の際に園庭にいる職員やバス添乗の職員にこっそりお渡しください。

お店屋さんごっこへの期待感だけでなく、文字への興味関心も高められる絶好の機会ですよ。

 

 

招待状の交換で期待感が高まっているのは年長児だけでなく。

 

先週の金曜日に年長さんから招待状を受け取った年中さんと年少さん。

いよいよ明日魚屋さんに遊びに行けるので、今日は財布作りとお金作りを行いました。

数週前からホールの横を通るたびに、何が作られているのか興味津々で様子を覗いていたので、明日は楽しんでくれそうですね。

 

お店屋さん作りもいよいよ佳境。

今日は看板を作り、お店の中に立てました。

これで『まつぐみの おいしい さかなやさん』の完成です!!

  

担任から衣装であるエプロンをプレゼントされ、準備万端。

素敵な笑顔を見せてくれました。

明日は年中さんと年少さんを招待する日。思い切り楽しんでね。

 

ちなみに、今日の給食の主菜は焼いたサバでしたが、みんな大喜びで食べていましたよ。

給食のふたを開けて、「魚だ~。イェ~イ!!」ですって。

魚屋さんパワーは、魚嫌いをも治してしまうようですね。

6月25日(金) 招待状

今日も蒸し暑い金曜日。

年中ばら組さんのキュウリが収穫期を迎えたので、まずは六名、今日持ち帰ります。

召し上がって下さい。

その後は画用紙に絵の具で絵を描きました。

昨日、体全体で絵の具と親しんだ効果がしっかり出ているようで、色彩感覚豊かでダイナミックな作品が数多く出来上がりましたよ。

次回以降の絵の具の活動も、とても楽しみになりました。

 

年長まつ組さんは、7月1日に行われる『お店屋さんごっこ参観日』にむけて、お父さんお母さんに招待状を書いているようです。

ワークブックを用いての文字指導を一切行っていない上田名幼稚園ですから、まだ鏡文字があったり読み辛い部分もありますが、50音表とにらめっこしながら時間をかけて書いた手紙は、どれも心のこもった素敵な招待状です。

返信用のハガキが同封されているので、宜しければお子様宛てにお返事を書いてあげてください。

月曜日以降、登園時や降園時に職員にこっそり渡していただければ、お子様の手元にサプライズプレゼントとして配達します。

 

文字指導において上田名幼稚園が大事にしているのは、50音を正しく書かせることではなく、彼らの「読みたい」「書きたい」という意欲を高めること。

小学校に進学すれば『あ』からしっかり教えてもらえますし、小学校側も我々に文字指導を求めておりません。

 

『一か月かけて作り上げた魚屋さんにお父さん・お母さんにも遊びに来てほしい』という想いを込めて書いた手紙に、大好きなお父さん・お母さんから返事が届いたら、子どもたちは「読みたい」と感じることでしょう。

一文字一文字一生懸命読んで、ようやく手紙を読み終えたとき、彼らは幸せそうな顔をしてくれるはずです。

 

『文字』はただの記号なのではなく、想いを伝えるためにあるものなのだから。

私たちは、50音を正しく書くことの先を見据えて、文字に心を込めること、文字に込められた想いを感じ取る事の大切さを説いていきたいと思います。

6月24日(木) 全身で絵の具を楽しもう。

スッキリとしない天気の木曜日。

これでは水遊びは無理ですね。

 

午前中、近隣の小学校へ授業見学に行ってきました。

お休みで会えない子がいたのは残念でしたが、皆小学校生活を楽しんでいるようで安心しました。

授業中はしっかり集中していた卒園児も休み時間になると人懐っこい笑顔を見せてくれて。

上田名っ子らしく、やるべき時はやるメリハリのきいた小学校生活を過ごせているようです。

 

今日、年中ばら組さんは大きな模造紙の上で絵の具と存分に戯れました。

絵の具での絵画に関して、最初から小さい画用紙にこまごまと描かせるよりは、まずは全身で絵の具を楽しむ経験が必要だとの考えから毎年行っているこの活動ですが、これを行った後は画用紙にもダイナミックな構図で自由にノビノビと絵を描いてくれるようになります。

絵の具にはボディーソープが混ぜられているので部屋中にいい香りが漂い、自分たちは上履きと靴下を脱いでスモックを着用している時点でこの活動の意図は子どもたちにも伝わっていますから、筆だけでなく、手や足を使って思い切り絵の具を楽しんでくれました。

明日は早速画用紙に筆で絵を描くようです。

どんな作品を描いてくれるかな?

 

 

最近、お弁当にインゲンやズッキーニ、ジャガイモなどの料理が入っていたり、「お家でインゲンの胡麻和えを作ったよ」などの話を聞くことが多くなり、園での経験が活きていると感じられて、我々も嬉しく思っています。

食べ物の好き嫌い自体は一朝一夕で克服できるものではありませんが、苦手なものに挑戦することで自信が得られるという効果もあります。

今後も園で野菜作りやクッキングを行っていきますので、ご家庭でも少しずつチャレンジしてみてくださいね。

6月23日(水) リアル

11時過ぎに、突然豪雨が降った水曜日。

ひよこらんどのジャガイモ掘りがありましたが、何とか行えて良かったです。

お土産のジャガイモ、ご賞味下さい。

しつこいようですが、オススメはポテトチップス。

スライサーで薄く切って揚げると、とても美味しいですよ。

 

ホールに移動した年長さんのお店屋さんごっこ。

今日は店員さんの役割分担を決め、実際に店員と客に分かれて遊んでみました。

 

すると、新たな課題が次々と現われてきたようです。

「箸が無いと、熱いつみれ汁は飲めないよ」

「お寿司のバランスが悪いから、崩れて落ちちゃう」などと意見交換が活発に行われていたので、まだまだ発展していきそうですね。

 

さて、お店屋さんごっこの会場がホールに移動してから連日その様子を園日記で紹介していますが、ご覧の皆様はその様子をどうお感じでしょうか?

「おぉ~スゴい作品だな」というよりは、「何これ・・・、テープがベタベタだし、見映え悪いな・・・。」と感じられる方が多いと思います。

こちらは、魚をさばくための調理台。

サランラップの芯四本でかろうじて立っているので、段々バランスがおかしくなってきました。

こちらは、ガムテープの跡だらけの冷蔵庫。

安定感に乏しく、今日も絶妙なバランスで壁に寄りかかっています。

 

子どもたちの意見のみで進めていくのが上田名幼稚園の活動ですが、それだけで成立させるには沢山の時間が必要になります。

冷蔵庫一つを作るのにも、何を使って作るか、どれくらいの大きさにするか、何で貼るか、何色に塗るか、と話し合うことは沢山あります。

話し合いがまとまっていざ作業を進めてみても、段ボールが思うように切れなかったり、ガムテープで上手にくっつけられなかったりと失敗を重ね、

その都度原点に立ち返ってもう一度話し合いを始めます。

 

調理台も冷蔵庫も、我々大人がより良い方法を教えれば、もっと手軽に、丈夫で格好いいものは作れたでしょう。

ただ、我々が一言何かアドバイスをした瞬間に、これらは『子どもたちが作ったもの』から『大人が作らせたもの』になってしまいます。

それでは意味が無いのです。

 

子どもたちは失敗したときに大きく成長します。

失敗から学び、どう知れば良いのか改善点を話し合い、試行錯誤してやっと成功する。

そういう体験をして初めて達成感の感じられる活動となり、大人が敷いてお膳立てをしたレールの上を歩いておさめた成功など価値がないのです。

 

昨年の年長児も六月の『ピタゴラスイッチ作り』や十月の『お店屋さんごっこ』の頃は失敗や言い争いを繰り返し、その都度話し合いを行って進めてきましたが、

三学期の『幼稚園作り』では自然と手分けして作業を進め、大人が唸るほどのこだわりが散りばめられた素敵なジオラマを作ってくれました。

 

この先の園生活で大きな成長を遂げるであろう彼らが六月の時点で一生懸命作った作品と考えると、あちこちに苦労が垣間見える冷蔵庫もとても魅力的に感じられますよね。

恥ずかしい作品なのではなく、これが成長過程にある彼らのリアルな作品なのだから、我々はこれからも子どもたちの作品を園日記で紹介していきたいと思います。