園日記

これ、何に見えるかな?

5月19日(水)、年長まつ組さんは折り紙を折っていました。

折り紙でカエルでも作るのかと眺めていたら、作成途中で今度は画用紙が配られました。

どうやら折り紙で何かを作るわけではなさそうです。

 

次は何をするんだろうと少しざわついたところで、すかさず担任から一言。「この形、何に見えるかな?」

「ん?何に見える・・・って?」じ~っと折り紙を見つめて考えるまつ組さん。

しばらくすると、あちこちから声が聞こえてきました。

「船に見えてきたぞ。」

「二枚を合わせたら、人っぽくなってきたよ。」

段々とイメージが出来上がってきたようです。

画用紙に折り紙を貼り、そのテーマに沿った絵をクレパスで描いたら完成。

紙の色くらいにしか個性が出ない筈の折り紙の活動が、「これ、何に見えるかな?」の声かけ一つで世界観が広がり、各々の個性が溢れる素敵な作品になりました。

 

頭の中でイメージを膨らませ、そのイメージを絵にするという難易度の高い活動ではありましたが、こういった経験も年長児にとって必要なもの。

来週から約一ヶ月かけて行うお店屋さんごっこの前半数週は活動の大半が話し合いとなるので、一人一人が頭の中でお店のイメージを膨らませることが重要となってくるのです。

今年のお店屋さんごっこも盛り上がりそうなので、今から楽しみです。