9月6日(月) カボチャ。
二学期は二週目に入りました。
今までと変わらず、我々に出来ることは日々の消毒やマスクの着用と手洗いの徹底くらいしかないのですが、このところの感染者数の推移などを見ていると不安で仕方ありません。
園舎の改築工事が、いよいよ今日から始まりました。
大きな機械で土を掘っている様子をじーっと見つめる年長さん。
一学期使っていた部屋が無くなり、そこに新たな建物ができる様子を見学できる機会などなかなか無いですから、楽しんで欲しいと思います。
さて、年少さんが一学期から大事に育ててきたカボチャ。
今日は、夏休み中に収穫をして干しておいたカボチャを切りました。
まず、「カボチャの外側は緑色だけど、中は何色だと思う?」と質問すると、「黄色!!」との返答が。
「食べたことあるよ」と話していた子も多く、我々が予想していたよりカボチャは身近な存在のようです。
とは言え、自分たちで育てたカボチャを目の前で切って中を見られるというのは、なかなか貴重な体験です。
「3・2・1・ジャ~ン」と中を見せると、「オ~!!」とビックリ。
黄色よりオレンジ色っぽいと感じる子や、「種がいっぱいだね」と驚きの声を上げる子など、皆一様に興味を抱いている様子でした。
カボチャを見たらすぐにカボチャ作り。
黄色で塗る子、オレンジ色で塗る子、黄色とオレンジ色を混ぜて塗る子など、様々な表現がなされました。
確かに、今日のカボチャは既存のクレパスでは表現しきれない複雑な色をしていました。
黄色だと感じた。オレンジ色だと感じた。黄色とオレンジ色の混ざった色だと感じた。
どれも間違いではありません。そこに正解もありません。
他人に流されず、自分が感じた『色』を素直に紙に表現できること。
それこそが何よりも大事ですから、全員が異なる表現をしてくれた今日の活動は彼らにとって実りの多いものとなったことでしょう。
最後に、切ったカボチャについて。
「二学期が始まったら煮物にしてみんなで食べようね」と、カボチャを育て始めてからずっと子どもたちに伝えてはいたのですが、食事をすること自体に配慮が必要な今の状況において、園でクッキングは企画できません。
一緒にカボチャを食べられないのは残念ではありますが、収穫できたカボチャは切り分けて、たんぽぽ組さんとすみれ組さんで持ち帰ることにしました。
今日持ち帰りますので、お家で料理して食べてください。