1月27日(木) 幼稚園生活最後の絵本作り。
年長まつ組さんは、幼稚園生活の集大成として絵本作りに取りかかりました。
当然、今回の活動も子どもたちの話し合いのみで進めていきます。
今日は話し合いの初日。
今年度の園生活を振り返るストーリーや、『みんなのゆめがかなったら』の手作り絵本に決まるのかなと事前に予想していたのですが、話し合いは意外な方向に進みまして。
「やっぱりさ、最後も楽しいお話にしたいよね」ということで、今回のお話は『みんなで ぴくにっく たのしいな』に決まりました。
題名を決めたら、早速ストーリー作り。
「山に登る話にしようよ。」
「じゃあさ、バスで行かない?」
「途中に湖とかあると面白いよね」と話し合いは盛り上がり、次から次へと意見が飛び出しました。
興味深かったのが、絵本の中の世界を映像としてイメージできているように感じられたこと。
本のストーリーを考えているというよりは、絵本の世界の中に既に自分が存在しているようで。
「山の道には沢山の花が咲いていてさ。」
「わかる!わかる!!」
なんて掛け合いも、一緒に物語を作った彼らだからこそなせる技なのかなと感じました。
今日のちょっといい話は、頂上に着いたら何をしようかの話し合いの中に。
「絵を描きたい」「頂上の公園で遊びたい」という意見の他に、「写真撮影をしよう」という意見が出てきて、皆がそれに賛同しました。
「いいね~。みんなでヤッホーって言いながら写真撮るの、どう?」
「楽しそう!めっちゃ楽しそう!!」
「先生も入ってね」
「えっ、私も?」
「うん。だって、全員でまつ組でしょ?」って。
お互いが認め合い、強い仲間意識を持っているのがこのクラスの特長。
楽しいときも辛いときもその気持ちをクラスで共有することで、皆で高め合える素敵な人間関係を築いてきました。
「先生も含めて全員でまつ組でしょ」なんて言葉をサラッと言えちゃうような空気感もまつ組らしさ。
そんな彼らなら、今回の絵本もまつ組さんらしい心温まるストーリーになることでしょう。
となると、我々も彼らのために何か準備したくなりますね。