園日記

鬼のお面づくり。

今日も鬼のお面づくり。

一晩乾かした風船に安全ピンで穴をあけるのは男の子のお仕事のようです。

逞しいですね。

顔の形の土台ができたので、明日は絵の具で色を塗るようです。

年中さんの鬼のお面も出来上がったようです。

フェスタで飾ると思うのでお楽しみに。

年少たんぽぽ組さんの窓際にも、出来上がったばかりの鬼のお面が。

とってもかわいい表情のお面ですね。

年少さんながらに、豆まきの日を楽しみにしているようですよ。

フェスタの楽しみ方③ 型にはめない。

上田名幼稚園では、「顔は肌色で塗りなさい。口は赤で書きなさい。」などと指示したり、「ここに木を作ったほうがいいよ」などと誘導するような指導は一切行っておりません。

全員が全く同じ構図の絵を描いたり全員で全く同じ作品を作るような園も多いようですが、非常に勿体ないことだと思います。

それぞれの感性が異なるのは当然のことですから、幼少期にその個性を削いで型にはめる教育をするならば、彼らが個性を存分に発揮できるように我々教育者側が柔軟にその型の形をかえるような教育を行いたいものです。

 

彼らが個性を最大限に発揮するには、なるべくルールや制限を設けず可能な限り自由に作品を作ってもらう環境が必要です。

例えば、先日年長さんが先日行った切り絵作り。

当然テーマは自由。台紙となる画用紙の色も自由、パーツとなる紙もこれだけの色を取り揃えています。

 

台紙の色も人それぞれ、作るものも人それぞれ。それが当然なのです。

「上田名幼稚園の子の作品は、自由にのびのびと作っているのが感じられてホッとする。」と卒園児の保護者によく評価していただきますが、このような活動を普段から行ってきているからなのだと思います。

切り絵作りの最中、ある子が不安げに「山に登ってる様子だから、木を紙に立てて貼りたいんだけど・・・」担任に話しかけました。

「それ面白いね。重ねる時とか壁に貼るときは先生が気を付けるから大丈夫だよ。」と笑顔での返答があったので、その子はまた前向きに作品を作り始めました。

皆が平面で作っているときに一人だけ立体の作品を作るというのは、なかなか不安なものです。

事前の準備などの環境づくりと同様に、自由な作品を作れる雰囲気づくりというのも大事なものなのかもしれませんね。