園日記

5月20日(木)

久しぶりに雨の降っていない朝。

今日は登園したらすぐに園庭に駆け出し、遊び始めました。

つるつるお山の上で、この笑顔。

うえだなっ子の笑顔って、本当に素敵ですね。

 

年中ばら組さんは、念願の畑散歩。

大きくなりかけているズッキーニの実を見に行きました。

ここ数日の雨で土が濡れていたので水はあげませんでしたが、代わりに雑草取りをしました。

頻繁に畑を訪れているばら組さんですから、当然、どれを育てててどれが雑草なのかを理解しています。

皆上手に、雑草のみを取り除いていましたよ。

 

野菜を育てている園は数あれど、種まきから収穫まですべてを自分の手で行う園はそう多くないと思います。

すぐ飽きてしまいそうな雑草取りを集中して行えていたということは、彼らの心の中にも作物を育てることへの興味関心が芽生えてきたのでしょう。

大人に頼らず、自分たちの手だけで野菜作りを行っている意図が彼らにも伝わっているのだと感じられて嬉しかったです。

また様子を見に行こうね。

 

 

園に帰ってきてからは、『ゴリラのパンやさん』の絵本を読み、パン作りを行いました。

キュウリ、トマト、チーズ、レタス、ゆで卵のトッピングは事前に用意してあったのですが、それ以外に乗せたい具は自分で作ってみようということで。

年中さんになって初めてのハサミを用いての活動となりました。

具が山盛りの子もいれば、控えめの子もいて。

緑色の紙をハサミで切ってズッキーニに見立てる子もいましたよ。

どのパンもとても美味しそうです。

黒板には何やら怪しげな書き置きが。

ふむふむ。

明日以降、オーブンやお財布なども作るようです。

今日作ったパンを使ってのパン屋さんごっこ、とても盛り上がりそうですね。

 

年少たんぽぽ組さんが昨日から作っているチョウチョ。

今日は糊付けの日です。

年少児だと最初は糊の感触を嫌がる子もよくいますが、たんぽぽ組さんはみんな楽しそうに糊付けを行っていましたよ。

今乾かしているので、明日部屋に飾られるかな?

みんなのチョウチョが壁を舞う姿を見るのが楽しみです。

これ、何に見えるかな?

5月19日(水)、年長まつ組さんは折り紙を折っていました。

折り紙でカエルでも作るのかと眺めていたら、作成途中で今度は画用紙が配られました。

どうやら折り紙で何かを作るわけではなさそうです。

 

次は何をするんだろうと少しざわついたところで、すかさず担任から一言。「この形、何に見えるかな?」

「ん?何に見える・・・って?」じ~っと折り紙を見つめて考えるまつ組さん。

しばらくすると、あちこちから声が聞こえてきました。

「船に見えてきたぞ。」

「二枚を合わせたら、人っぽくなってきたよ。」

段々とイメージが出来上がってきたようです。

画用紙に折り紙を貼り、そのテーマに沿った絵をクレパスで描いたら完成。

紙の色くらいにしか個性が出ない筈の折り紙の活動が、「これ、何に見えるかな?」の声かけ一つで世界観が広がり、各々の個性が溢れる素敵な作品になりました。

 

頭の中でイメージを膨らませ、そのイメージを絵にするという難易度の高い活動ではありましたが、こういった経験も年長児にとって必要なもの。

来週から約一ヶ月かけて行うお店屋さんごっこの前半数週は活動の大半が話し合いとなるので、一人一人が頭の中でお店のイメージを膨らませることが重要となってくるのです。

今年のお店屋さんごっこも盛り上がりそうなので、今から楽しみです。