園日記

5月13日(木)

雨降る木曜日。

年中ばら組さんの壁には、昨日完成した大きなスイミーが。

今日からこのスイミーに見守られながらの園生活が始まります。

力を合わせることの大切さを学ぶ、実りの多い一年にしたいですね。

 

年少たんぽぽ組さんは、最近色々な曲を歌っています。

『ありさんのおはなし』を歌うときは、アリの触覚のように手を頭の上に乗っけてクネクネと。

『ちょうちょ』を歌うときは、両手で蝶の形を作ってヒラヒラと。

その仕草がとても可愛くて。

たんぽぽ組さんが歌っている姿って、つい見入っちゃうんです。

これから沢山の曲を歌って踊って、音楽に親しんでいって欲しいですね。

 

音楽といえば、すみれ組さんは楽器作り。

牛乳パックとストローでギロの様な楽器を作っていました。

ストローが貼ってある面はギコギコと、それ以外の面はトントン叩いて音を出しました。

その後、折角なので本物のタンバリンで遊んでみましたよ。

勢い余ってタンバリンを棒で叩いちゃうのも、それはそれで面白くて。

楽器の正しい使い方を学ぶのも大切ですが、まずは楽器を鳴らす楽しさを存分に感じて欲しいですね。

 

年長まつ組さんは、昨日に続いて『10ぴきのおたまじゃくし』の絵本作り。

作業も二日目となると、ある程度コツを掴めてきたようで。

二人組のグループで相談し、上手に手分けして絵本作りを進めていく様子が見られました。

話し合う楽しさも感じ始めているようなので、これからの活動は更に盛り上がりを見せそうです。

5月12日(水)

5月12日水曜日。

今日から三日間は、午後に個人面談を行うため半日保育となります。

年少たんぽぽ組さんは、まつ組さんと手を繋いで畑へ水やりに行きました。

最近畑でよく見かけるテントウムシの姿をたんぽぽ組のみんなも一目見たいようで、テントウムシを探しながらの水やりとなりました。

たんぽぽ組さんがトウモロコシとカボチャに水をあげていると、どこからか呼ぶ声が。

「テントウムシがいたよ~!!」

慌てて近寄ると、まつ組さんが観察していたジャガイモの葉にテントウムシが。

小さなテントウムシに顔を近づけてじっくり観察するたんぽぽ組さんでした。

 

幼稚園に戻ってからは、すぐにテントウムシ作りを行いました。

赤い画用紙に色とりどりのシールを貼り、顔はクレパスで描きました。

10分ほど前に実際に畑でテントウムシを観察したたんぽぽ組さんですから、テントウムシ作りに対する意欲もかなりのもの。

すごく集中して作れていましたよ。

素敵なテントウムシが出来上がりましたね。

年少すみれ組さんは、ムーンサンドで遊びました。

薄力粉とベビーオイルで作るこのムーンサンド、不思議な触感なのでみんな大喜び。

集中して長時間遊べていましたよ。

私も少し触らせてもらいましたが、とても面白かったです。

ご家庭でも是非遊んでみてくださいね。

年長まつ組さんは絵本作りを始めました。

『10ぴきのおたまじゃくし』が完成するまでに、これからどれだけの話し合いを行い、どのように活動が展開していくのでしょうか。

出来上がった絵本も楽しみですが、それまでの過程も大切にしていきたいですね。

5月11日(火)

年中ばら組さんは、朝早くに畑へ。

育てているズッキーニの花が咲いたので、見に行きました。

「何色のお花かな?」とクイズを出しながら向かいましたが、正解は予想外の『オレンジ色!!』という事で、みんな大興奮でしたよ。

これからもしっかり世話をしながら、収穫の時を待ちたいと思います。

畑から帰ってきたばら組さん。

今日の主活動は『おおきなうみをつくろう』でした。

まず、好きな色の折り紙で作ったのは魚。

次は、大きな部屋に移動しての海作りです。

筆やタンポ、手形・足形だけでなく、コップやブロック、オモチャの車輪なども使って、模造紙にダイナミックに海を作りました。

その後、担任が全員を集めて読んだ絵本は「スイミー」

皆で協力することの大切さを伝えたかったようです。

模造紙の絵の具が乾き、そこに魚を貼れば完成です。

ばら組さんのシンボルとなる作品になりそうですね。

 

10時過ぎから2クラス合同で畑に水やりに行く予定だった年少さん。

残念ながら直前に雨が降り出してしまったので、畑への散歩は明日以降に延期となりました。

 

すみれ組さんは、最近園庭でもよく見かけるチョウチョを作っていました。

シール貼りを行うのは三回目でしょうか。

今回も各々の個性が表れた配色や貼り方で、とても面白かったです。

クレパスも何度も使っているので、大分扱いに慣れてきましたね。

今日の散歩で道路や近隣の畑に咲いている花を観察し、園に戻ってから『花』をテーマにした作品を作る予定だったたんぽぽ組さん。

予定を変更して、サーキット遊びをホールで行いました。

初めての平均台ですが、みんな上手に歩けていましたよ。

驚いたのが、平均台の前に出来た列。

一列に並び順番待ちをしている様子に、「ボクが!私が!!」と我先に並んでいた四月からの成長を感じました。

まだまだオモチャの取り合いやちょっとした小競り合いを沢山見かけますが、それこそがこの時期に必要な事なので、好意的に捉え、見守っていきたいと思います。

 

年長まつ組さんの『10ぴきのおたまじゃくし』は意外な方向に。

足が生えてきたところで本が終わっているのが納得いかないらしく、続きをみんなで考えようという展開になりました。

上田名幼稚園の年長児の活動は、自分たちの話し合いによって進めていくもの。

今後、お店屋さんごっこ、運動会、表現遊びを楽しむ会などの行事の際に、様々な話し合いが行われるでしょうが、

今年度初めての話し合いとしては上々の盛り上がりだったと思います。

今日は『10ぴきのおたまじゃくし』二巻目のストーリーを決める話し合いがまとまったので、明日以降絵本作りに取りかかることでしょう。

こちらも楽しみな活動が始まりましたね。

5月10日(月)

ポカポカ陽気の月曜日。

年中ばら組さんはライオンバスに乗り、相模川の土手に散歩に行きました。

先週金曜日にアサガオ、マリーゴールド、ホウセンカの種を植えたばかりのばら組さんですから、土手に咲いている花にも興味を持っている様子で。

「この黄色いお花、きれいだねぇ~。」「あっちにもお花が咲いているよ~。」と、様々な植物を観察しながら、ほんわかした雰囲気のお散歩となりました。

途中、バッタやカタツムリ等の虫も見つけ、みんな大興奮でした。

とても楽しかったです。

また一緒に遊びに行こうね。

 

その頃、年長まつ組さんはオタマジャクシを観察中。

足に続いて手が出てきたオタマジャクシもいるようで、じっくり観察していると自然と自分たちもオタマジャクシのような体勢に。

全身を使ってしっかり観察した後は、個人持ちの絵の具を使ってオタマジャクシの観察画を描きました。

一見すると黒色のようですが、少し色が薄い部分や透けている部分もあるのがオタマジャクシ。

納得のいく色を自分でパレットに作ってから描いたオタマジャクシは、どの作品もとても素敵な色合い、とても素敵な構図で。

これぞ上田名っ子の作品と感心するものでした。

毎年二月に行っている『うえだなっ子フェスタ』では、このような個性溢れる作品を沢山展示しますのでお楽しみに。

 

さて、今日紹介したいのは、オタマジャクシの絵を描き終えた後の話。

全員が絵を描き終え部屋の片付けもすべて終わった時、担任は一冊の絵本を取り出し、読み始めました。

自作の絵本『10ぴきのおたまじゃくし』です。

ニコニコ池に生息しているオタマジャクシ10匹のうち、足が生えているのは9匹。

まだ足の生えないオタマジャクシは、他のオタマジャクシのアドバイスに従い、沢山ご飯を食べ、沢山体を動かし、沢山眠ります。

それでもなかなか足は生えてきませんでしたが、みんなの助けもあり、努力を続けると・・・。

 

足が生えてきた~!!というストーリーでした。

無事に足が生えてきた時、まつ組のみんなはとても嬉しそうな顔をしていましたよ。

絵本の最後のページには、「諦めず努力をすれば、いつか必ず自分のためになる日が来るよ」と記されていました。

このメッセージをまつ組のみんなに送りたかったようです。

 

足が生えたところで終わったこの絵本、この先どのようなページが書き加えられていくのでしょうか?

オタマジャクシの成長日記も楽しみですが、この絵本に込めた想いをしっかり感じ取れている様子の、まつ組さんの今後の成長がとても楽しみです。

コラボdeあおむし。

年少すみれ組といえば『はらぺこあおむし』のペープサート。

四月からCDの音声を用いて行っていましたが、やはりピアノ演奏に合わせて歌った方が魅力的なものなので、

今日はばら組の担任にピアノを弾いてもらいました。

綺麗な歌声とピアノの音色に、一瞬にして引き込まれた様子のばら組さんとすみれ組さん。

園庭で遊んでいたはずのたんぽぽ組さんも、吸い寄せられるように部屋に集まってきて、静かに座って鑑賞していましたよ。

終わった瞬間、部屋の中だけでなく廊下からも盛大な拍手が。

年長さんも廊下で静かに聴いていたようです。

 

綺麗な歌声とピアノ演奏に自然と人が集まってくる、とても素敵な午後のひとときでした。