園日記

6月24日(木) 全身で絵の具を楽しもう。

スッキリとしない天気の木曜日。

これでは水遊びは無理ですね。

 

午前中、近隣の小学校へ授業見学に行ってきました。

お休みで会えない子がいたのは残念でしたが、皆小学校生活を楽しんでいるようで安心しました。

授業中はしっかり集中していた卒園児も休み時間になると人懐っこい笑顔を見せてくれて。

上田名っ子らしく、やるべき時はやるメリハリのきいた小学校生活を過ごせているようです。

 

今日、年中ばら組さんは大きな模造紙の上で絵の具と存分に戯れました。

絵の具での絵画に関して、最初から小さい画用紙にこまごまと描かせるよりは、まずは全身で絵の具を楽しむ経験が必要だとの考えから毎年行っているこの活動ですが、これを行った後は画用紙にもダイナミックな構図で自由にノビノビと絵を描いてくれるようになります。

絵の具にはボディーソープが混ぜられているので部屋中にいい香りが漂い、自分たちは上履きと靴下を脱いでスモックを着用している時点でこの活動の意図は子どもたちにも伝わっていますから、筆だけでなく、手や足を使って思い切り絵の具を楽しんでくれました。

明日は早速画用紙に筆で絵を描くようです。

どんな作品を描いてくれるかな?

 

 

最近、お弁当にインゲンやズッキーニ、ジャガイモなどの料理が入っていたり、「お家でインゲンの胡麻和えを作ったよ」などの話を聞くことが多くなり、園での経験が活きていると感じられて、我々も嬉しく思っています。

食べ物の好き嫌い自体は一朝一夕で克服できるものではありませんが、苦手なものに挑戦することで自信が得られるという効果もあります。

今後も園で野菜作りやクッキングを行っていきますので、ご家庭でも少しずつチャレンジしてみてくださいね。

6月23日(水) リアル

11時過ぎに、突然豪雨が降った水曜日。

ひよこらんどのジャガイモ掘りがありましたが、何とか行えて良かったです。

お土産のジャガイモ、ご賞味下さい。

しつこいようですが、オススメはポテトチップス。

スライサーで薄く切って揚げると、とても美味しいですよ。

 

ホールに移動した年長さんのお店屋さんごっこ。

今日は店員さんの役割分担を決め、実際に店員と客に分かれて遊んでみました。

 

すると、新たな課題が次々と現われてきたようです。

「箸が無いと、熱いつみれ汁は飲めないよ」

「お寿司のバランスが悪いから、崩れて落ちちゃう」などと意見交換が活発に行われていたので、まだまだ発展していきそうですね。

 

さて、お店屋さんごっこの会場がホールに移動してから連日その様子を園日記で紹介していますが、ご覧の皆様はその様子をどうお感じでしょうか?

「おぉ~スゴい作品だな」というよりは、「何これ・・・、テープがベタベタだし、見映え悪いな・・・。」と感じられる方が多いと思います。

こちらは、魚をさばくための調理台。

サランラップの芯四本でかろうじて立っているので、段々バランスがおかしくなってきました。

こちらは、ガムテープの跡だらけの冷蔵庫。

安定感に乏しく、今日も絶妙なバランスで壁に寄りかかっています。

 

子どもたちの意見のみで進めていくのが上田名幼稚園の活動ですが、それだけで成立させるには沢山の時間が必要になります。

冷蔵庫一つを作るのにも、何を使って作るか、どれくらいの大きさにするか、何で貼るか、何色に塗るか、と話し合うことは沢山あります。

話し合いがまとまっていざ作業を進めてみても、段ボールが思うように切れなかったり、ガムテープで上手にくっつけられなかったりと失敗を重ね、

その都度原点に立ち返ってもう一度話し合いを始めます。

 

調理台も冷蔵庫も、我々大人がより良い方法を教えれば、もっと手軽に、丈夫で格好いいものは作れたでしょう。

ただ、我々が一言何かアドバイスをした瞬間に、これらは『子どもたちが作ったもの』から『大人が作らせたもの』になってしまいます。

それでは意味が無いのです。

 

子どもたちは失敗したときに大きく成長します。

失敗から学び、どう知れば良いのか改善点を話し合い、試行錯誤してやっと成功する。

そういう体験をして初めて達成感の感じられる活動となり、大人が敷いてお膳立てをしたレールの上を歩いておさめた成功など価値がないのです。

 

昨年の年長児も六月の『ピタゴラスイッチ作り』や十月の『お店屋さんごっこ』の頃は失敗や言い争いを繰り返し、その都度話し合いを行って進めてきましたが、

三学期の『幼稚園作り』では自然と手分けして作業を進め、大人が唸るほどのこだわりが散りばめられた素敵なジオラマを作ってくれました。

 

この先の園生活で大きな成長を遂げるであろう彼らが六月の時点で一生懸命作った作品と考えると、あちこちに苦労が垣間見える冷蔵庫もとても魅力的に感じられますよね。

恥ずかしい作品なのではなく、これが成長過程にある彼らのリアルな作品なのだから、我々はこれからも子どもたちの作品を園日記で紹介していきたいと思います。

6月22日(火) インゲンのごま和え

蒸し暑い火曜日。

今日は年中ばら組さんが畑でインゲンを収穫し、ゴマ和えにして食べました。

朝の涼しいうちに畑へ。

今日まで何度も畑を訪れ草むしりや水やりを頻繁に行ってきたばら組さんですから、収穫への期待感も高く、食べることを楽しみにしている様子がありました。

帰り道は「インゲン食べたい! インゲン食べたい!!」と口ずさみながら。

その道中の畑にインゲンを見つけ、「インゲンだ~! 美味しそう~!!」と更に盛り上がっていましたよ。

濃い緑色なので苦手な人が多い野菜の筈なのですが、上田名っ子は今日もノリノリでした。

 

コロナ禍なので、直接手を触れるクッキングは自粛中。

担任がゴマをすって味付けするのを見ているだけでしたが、収穫してすぐのインゲンが茹でられてゴマ和えへと変化していく様を実際に目にしていると、食べたくもなりますよね。

「いただきます!!」

最初は恐る恐る口に運んでいましたが、一口食べるとその美味しさに気付けたようで。

お代わりの長蛇の列が出来ていましたよ。

余ったら他のクラスにおすそ分けという話だったのですが、ばら組が全て食べきりました。

まだまだこの先も収穫できると思います。

次回はどう料理して食べましょうかね?

その後は、ちぎり絵でインゲン作り。

茶色のクレパスで点を沢山描いている子がいたので理由を聞いてみると、「ゴマ和えのゴマだよ~」ですって。

「インゲンパワーで走るのが速くなった気がする」とみんなが言うので、リレーも行ってみました。

確かに、いつもより少し走るのが速かった気がします。

インゲンパワーという名の自信がついたのかな?

 

年長さんの魚屋さんづくりは、舞台をホールへ移動し、新たな展開を見せています。

調理器具や魚などは既にあらかた出来上がっているようなので、写真を撮りに行ったついでに刺身定食を注文してみました。

包丁でマグロを切って、

しゃもじでご飯をよそって、

アジを叩いてつみれ汁を煮て、

完成!!

ご丁寧に醤油皿までついています。

とても美味しそうな刺身定食ですね。

 

他にもメニューはあるようですが、そちらは敢えて参観日当日まで秘密で。

 

子どもたちのこだわりの数々や、お店屋さんごっこを行う意図なども、参観日までにこちらで書いていこうと思います。

6月21日(月)

今日はすみれ組さんがミニトマトを食べました。

前回同様に、オリーブオイルで焼いて塩で味付けというシンプルな調理法でした。

赤いミニトマトと黄色いミニトマトを一つずつ食べてもらいましたよ。

まだちょっと熱いのでフーフーして口に運んだら、「甘~い!」「美味しい~!!」って大喜び。

確かに、完熟トマトに火を通したら、とても甘くなって美味しかったです。

あまりの美味しさに、「おかわりちょうだい」っておねだりしていましたよ。

トマトの甘みを知る幼稚園児って素敵ですね。

 

また沢山育てて食べようね。

6月18日(金)

願っていたとおり、今日は素晴らしい天気。

年少さんは、相模原公園へ遊びに行きました。

噴水広場の花がとても綺麗に咲いていたので、普段から花に興味のある年少さんは大喜び。

咲いている花の色に合わせて、昨日読んだ『ねこのピート』の替え歌を、「赤い花~、かなり最高!!」と手拍子をしながら口ずさんでいましたよ。

公園を一周散歩してからは、遊具で一遊び。

たっぷり体を動かして疲れたからか、帰りのバスではみんな夢の中でしたよ。

 

とても楽しかったです。

また公園へ遊びに行こうね。

 

年長まつ組さんは、ジャガイモとピーマンでジャーマンポテト作りを行いました。

7月には一人一つずつピーマンを食べる予定のまつ組さんですから、今日ジャーマンポテトに入っていたピーマンも大喜びで食べていましたよ。

今日は暖かかったので、年中さんと年長さんは水遊び。

天気の良い日には、適度に水遊びも入れていきたいと思います。

水遊びでリフレッシュしたまつ組さんは、部屋が手狭になってきたので、魚屋さんをホールに移動しました。

いざホールに並べてみると、魚屋さんを開店するのに足りないものが色々と見つかってきたようで。

早速話し合いが始まっていましたよ。

今週は、ジャガイモ掘りやジャガイモクッキング、サツマイモの苗植えなど畑の活動の多い一週間でしたが、来週は魚屋さんづくりにじっくりと時間をかけられそうです。

来週の一週間で、更に発展しそうですね。