園日記

10月19日(火) 脱穀。

雨の火曜日。

年長さんは、今まで大事に育ててきたお米を脱穀しました。

もちろん手作業で、一粒一粒大切に行いました。

もみすりと精米をすれば、いよいよおにぎりパーティー。

来週木曜日に年長さんは一人一つずつおにぎりを作って食べる予定です。

 

年中ばら組さんは、柿が完成したので、9月に作った栗の木に柿も一緒に飾りました。

秋らしい壁面でとても素敵ですね。

 

それからばら組さんは『ブレーメンのおんがくたい』の絵本を読みました。

自作の楽器でコンサートごっこ』をするほど音楽好きなばら組さんですから、とてもいい題材だと思います。

この絵本がいつに繋がるのかは、今後の園日記で徐々に明らかになっていくと思います。お楽しみに。

10月18日(月) お散歩日和。

朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。

体調管理に気を付けましょう。

 

先週運動会を終え、一層逞しく成長した様子の子どもたち。

今日は心地よい陽気だったので、ばら組さんとたんぽぽ組さんは久しぶりに畑へ野菜の様子を見に行きました。

10月上旬に植えたホウレン草とからし菜の伸び具合は、何とも微妙な感じ。

年少さんのサトイモもあまり伸びてはいないようでした。

毎年恒例『トトロの散歩』を今年も行いたいのですが、人数分の葉っぱを確保できるかな?

ついでに、柿も収穫。

今年は出来が悪いので、持ち帰りまでは無理かな?

帰ってきてから早速、ばら組さんは柿づくりを行ったようですよ。

幼稚園で行う活動は、「やりたい!!」という意欲を高めた時に行ってこそ意味があるもの。

自分たちで柿を収穫してその10分後に作り始めたのですから、素敵な作品が沢山生まれそうですね。

 

 

意欲が高まっているといえば、年少すみれ組さんの虫さがし。

先週金曜日の『初めての虫さがし』が楽しかったようで、「今日は一緒にバッタを探したい」との声がありました。

それなら沢山バッタがいる場所で探そうと、すみれ組さんは急きょ果樹園散歩に行ってきました。

最初は、虫さがしが上手な子が捕まえたら周りの子にプレゼントするという形でバッタ探しが進んでいたのですが、すぐに自分で虫を捕まえる楽しさを感じ始めたようで。

普段はあまり進んで行わないような子も、今日は沢山のバッタを捕まえて満足そうな表情を見せてくれました。

 

今日すみれ組さんは牛乳パックにバッタを入れて持ち帰っている事と思います。

牛乳パックでピョンピョン飛び跳ねるバッタは、保護者の皆様にとってはただの小さな虫ですが、彼らにとっては苦労して捕まえた宝物です。

「うぇっ、気持ち悪い! こんなもの持ち帰ってきて!! 早く捨ててよ!!!」と思われる方が大半でしょうが、それは口には出さず、「スゴいねぇ~、自分で捕まえたんだ。でもこんな狭い牛乳パックの中じゃ窮屈で可哀想だから、放そうよ。」と声掛けしていただけると助かります。

余談ですが、この師弟関係は今日も継続中。

お互いの成長にとてもいい影響を及ぼしそうな関係ですね。

10月15日(金) 初めての虫さがし。

入園したばかりの男の子。

ゆったりと園庭で遊んでいると、隣の男の子が虫を探しているのが目に入りました。

「ボクもダンゴ虫をとりたい!!」

早速ダンゴムシ探し開始です。

虫探しの先輩にダンゴムシは切り株の奥に潜んでいる事を教えてもらい、切り株を削るための棒も貸してもらいました。

しかし、どこまで掘ってもダンゴ虫は現れません。

 

諦めかけた頃、今度は桜の木にカメムシがついているのを見つけました。

「ボク、このむし とりたい!!」

といえども、相手は動く虫。怖がってしまい、なかなかとれません。

「仕方ないなぁ~」と隣の師匠が棒を使って優しくサポートをすると。

足の下に飛んできました。

「キャッ!」と声を上げ、思わず足元のカメムシを指さし確認。

「これを使えばいいんだよ」と師匠が持ってきてくれた牛乳パックを手に、やっとの思いでカメムシの捕獲に成功しました。

 

虫を捕れたのがとても嬉しかったようで、「やった~!とったよ~!!」と大喜びで園庭の真ん中を突っ切り、すれ違う人みんなにカメムシを見せていましたよ。

 

成功体験はこの時期の子どもたちにとって、とても大切です。

園生活で初めて虫を捕った今日の体験が、自信へと繋がってくれることでしょう。

まずは、来週も元気に登園してきてね。

運動会を終えて。

昨日は、運動会への参加ありがとうございました。

全学年の競技をご覧いただきたかったのが本音ではありますが、今の状況で出来るのはこれが限界だったようにも思います。

 

出番中の写真は保護者の皆様が撮影されていると思うので、今日は運動会の裏側っぽい写真を掲載したいと思います。

 

運動会の朝、黒板には担任からのコメントが書かれていました。

緊張を取り除き、出来るだけ普段通りの精神状態で本番を迎えるために、「頑張ろう!」ではなく「楽しもう!!」と声掛けをするのが我々のスタイル。

うえだなっ子は自分たちで気持ちの切り替えができるので、「頑張ろう」とプレッシャーをかけるよりは「楽しもう」と期待感を高める声掛けをした方がいつもの力を出しやすいのです。

園生活初めての参観日という事で本番どうなるか不安だった年少さんですが、立派に踊り切ってくれました。

退場する時の表情もとても嬉しそうで、どこか誇らしげでしたよ。

ここで十分自信をつけられたので、これからの園生活でも力を存分に発揮してくれそうですね。

三学年で最初に運動会を行った年中さん。

このところのクラス状態の良さが出た素晴らしいステージでした。

自分たちの出番の後も他学年のダンスを積極的に踊り、会場を盛り上げてくれました。ありがとう。

 

年中さんの参観といえば、一つちょっとしたこぼれ話が。

テンポ良くすすむ上田名幼稚園の運動会にしては珍しく、年中さんのかけっことリトミックの間の待ち時間は非常に長かったと思います。

実はこの時、彼らが衣装を着るのを手伝っていたのは年長さんでして。

年長さんがとても優しいので、予想以上に着替えに時間がかかっちゃいました。

 

トリを飾る年長さんのステージはいかがだったでしょうか?

この運動会に『見ている人たちにエールを送ろう』という難しいテーマを掲げた年長さん。

普段の優しい表情から一変したキリっとした顔つきに、その想いの強さを感じました。

保護者の皆様にも、彼らのエールが届いたことと思います。

 

もちろん、他学年の園児にも。

運動会翌日にこれだけみんなが真似をして踊るって、素敵な事ですよね。

年長さん、これからもみんなのお兄さんお姉さんとしての活躍を期待しているよ。

運動会の見どころ④

当日朝の更新なので、どれほどの方にご覧いただけるかわかりませんが。

 

今年度の運動会はコロナウイルス感染対策として一人のみの参観となってしまったので、保護者の皆様は参観中ビデオ操作に追われる事と思います。

片方の目でレンズを覗きお子様の姿を追うのは当然のことなのですが、せっかくのLIVEなので、時々もう一方の目でトラックの外を眺めてみてください。

他学年の園児が一緒になって踊っている姿が見られるはずです。

「可愛い年少さんの踊りを覚えて、一緒に踊りたい」「カッコいい年長さんの踊りを真似して、憧れのお兄さんお姉さんに少しでも近づきたい」という気持ちが彼らの体を自然と動かしているのでしょう。

退場門の外にアーチを作り、「お疲れさまぁ~」と出迎えている姿も見られるかもしれません。

 

誰が指示したわけでもなく、自然と始まったこれらの行為。

「全園児で運動会を楽しもう!!」「みんなで運動会を盛り上げよう!!」という気持ちが感じられるこれらのシーンも、上田名幼稚園らしい温かい運動会の見どころの一つです。

 

みんなが昨日作ってくれたてるてる坊主のおかげか、今日はいい天気になりそう。

では、今から会場準備に行ってきます。