園日記

4月26日(火) ピタゴラスイッチ

朝、園庭で遊んでいるばら組さんの視線の先にあったのは、鳥の巣。

卵を温めているようでした。

ヒナがかえったら、園内がより一層にぎやかになりそうですね。

毎朝の日課、年中ばら組さんのダンスタイムには、年長まつ組さんが飛び入り参加。

昨年度から様々な曲を踊ってきただけあり、キレキレの『サラダ・サラ』を見せてくれました。

ダイナミックな動きで楽しそうに踊る年長さんと年中さんの姿は、今後の園の活動を盛り上げるためにも一役買ってくれそうですね。

 

年長さんの部屋にしか置いていない「くみくみスロープ」という玩具でよく遊んでいるまつ組さん。

折角なら自分たちでピタゴラスイッチを作ってみようということで、本日は主活動として『ぴたごら』を行いました。

 

一人ひとりが集団の中で自己を存分に発揮することは、年長児としての目標の一つ。

その為に必要である、自分の意見を発信したり他者の意見を尊重する経験を積むために、毎年6月に行っている『お店屋さんごっこ』や10月の『運動会』、12月に行う『表現遊びを楽しむ会』の劇などの大きな行事に限らず、年長児の活動はすべて子どもたちの話し合いを基に進めていきます。

今日のピタゴラスイッチ作りは、グループでの話し合いが必要な活動ということで、一年の初めにまずは意見を交わすことの楽しさや難しさを感じてほしいと思い企画しました。

 

段ボールに紙コップで「スタート」と「ゴール」をつけたものをグループに一つずつ渡し、牛乳パックや空き箱、セロテープにガムテープを用意した状態で、グループごとに自由にコースを作ってもらいましたよ。

いざピタゴラスイッチ作りを始めてみると、チームごとに進め方が異なり、非常に興味深く感じました。

誰かが引っ張るわけではなく、みんなで話し合いながら少しずつ進めるグループ。

リーダーシップを発揮する子がメンバーの要望を聞きながら進めていくグループ。

「僕がやる!」「私がやりたいの!!」と言い争いばかりしていて、バラバラなグループ。

手ごたえを感じたであろうチームと、難しさを感じたであろうチームに分かれましたが、これも貴重な経験です。

 

「ごく一部の発言力がある人だけが楽しい集団」ではなく「全員が楽しめる集団」にクラス全体がなるまではまだ時間がかかりそうですが、これからの活動一つ一つに前向きに取り組み、沢山の経験を積んでいってほしいと思います。

年長児としてのスタートとしてふさわしく、学ぶことの多い有意義な活動となっていますね。

 

明日はこの続き。

完成したスイッチや、それで遊ぶ様子なども載せたいと思います。