園日記

5月11日(水) 茶色は楽しさを表す色。

ゴールデンウィークが明けてからの数日間、年長さんのさやえんどう収穫年中さんの『ぬたくり』があった為に、園日記に登場してこなかった年少さん。

 

まずは園の生活リズムを取り戻してもらうために、じっくり長時間園庭で遊んだり、ホールでリズム遊びをしたり、ホワイトボードにマグネットを貼り付けて形合わせのような遊びをしたりと、ゆったりした月曜日と火曜日を過ごしていました。

 

水曜日の今日にはある程度生活リズムも整ってきたようで、朝から園庭へ。

かくれんぼで一通り遊び、一段落ついたら、砂場にみんなが集まってきました。

しばらくすると・・・。

今年も始まってしまいました。砂場遊び~!!

汚れてもいい服に着替えての砂場遊びは今年も行いますが、今日は自然発生的に始まった砂場遊びなので体操服のまま。

ここで一旦遊びを止めて、汚れてもいい服に着替える時間を作っていたら、みんな盛り下がってしまうので、保護者の皆様には申し訳ありませんが体操服のままで砂場遊びをスタートしました。

 

「みんなが入れるような大きな海を作ろう」という目的で、砂場遊び開始。

スコップで穴を掘っては、じょうろやバケツで水を入れる。

この作業をひたすら繰り返し、みんなが入れるような大きな海を作りました。

出来上がったら、早速ジャンプ!!

汗ばむような陽気でしたが、水の中は冷たくて気持ちよくて。

ジャンプする度に泥水も跳ね上がり、気がつけば全身まっ茶色になっていましたが、みんなとても楽しそう。

温水シャワーで体を綺麗にした後は、疲労感もあり、やり切ったようなスッキリした表情を見せてくれましたよ。

 

汚れてもいい服に着替えての砂場遊びは、我々が教育活動として促して行う遊び。

今日のような自然発生的な砂場遊びは、子どもたちが「やりたい!!」と感じて自らで始めた遊び。

どちらも貴重な体験であり魅力的な遊びなので、園としてはどんどんやらせてあげたいと思います。

年少児の保護者の皆様には懇談会の際にお話ししましたが、泥だらけの体操服と戦う日々がこれから始まることと思います。

「今日も汚したのか!」と叱りたくなるかもしれませんが、これも成長の過程だとグッと堪えていただいて、お洗濯のご協力よろしくお願いします。

5月10日(火) ぬたくり

四月、年少さんが初めてクレパスを使ったときに、『クレパスのお散歩』として模造紙にたくさんの絵を描いたように。

こちらも四月、年長さんが初めて個人持ちの絵の具を使ったときに、自分で好きなように色を作って模造紙に自由に絵を描いたように。

 

年中さんが初めて絵の具を使うときに行う恒例行事が『ぬたくり』です。

小さな紙にばかり描いていると、どんどんと絵が小さくなっていくもの。

絵を描くことに対する不安な気持ちを取り除きダイナミックな絵を描けるようになるためには「楽しむこと」が大切なので、まずは絵の具を存分に楽しんでほしいとの想いを込めて毎年年中児が行っています。

 

今日はとてもいい天気だったので、汚れてもいい服に着替え、園庭に敷かれたブルーシートの上で、大きな模造紙に好きなように絵を描いてもらいました。

 

昨日の時点で事前に「晴れたら絵の具やろうね」と声をかけていたからか、朝からやる気満々の子どもたち。

「いっぱい絵を描こう~!」「お~!!」の掛け声を合図に、大きな模造紙に好きなように描き始めました。

様々な色の絵の具を使って模造紙の隅々まで自由に絵を描き、遊びが一段落しても、まだ物足りなさがあったようで・・・。

自分の手や足にも色を塗り始めましたよ。

体に絵の具を塗るというと驚かれるしれませんが、『ぬたくり』はそこまで盛り上がることも想定内。

今日使用する絵の具にはボディーソープを沢山混ぜてあるので、シャワーでそこそこ綺麗に落とせるのです。

気が付けばみんな全身絵の具だらけ。

模造紙に描いているのか体に描いているのかわからないような状態でしたが、みんなとても楽しそうでした。

新園舎自慢の温水シャワーであらかたの汚れを落とし、自分で体操服に着替えた後は、顔に絵の具がついていないか鏡で確認。

新園舎では部屋に鏡がついたので、いつでも身だしなみチェックを出来ますね。

 

毎年のことですが、『ぬたくり』を行った後は絵の具で描く絵がとてもダイナミックになります。

画用紙に絵を描く活動を明日予定しているようなので、その様子もお楽しみに。

 

一応温水シャワーで汚れは落としましたが、足の裏などに絵の具が残っているかもしれません。

ご確認よろしくお願いします。

今日着た服は園で洗濯し、砂場遊びの際に使用してから返却します。

5月10日(火)新園舎に驚く来客。

今年もツバメが巣作りに来ました。

例年だと玄関の壁に巣を作っているのですが、そこの壁は新たにペンキを塗ったのでどうにも作りにくそう。

数日あちこちを飛び回って巣の場所を探していましたが、どうやらここに落ち着いたようです。

とても狭い場所での厳しい巣作りとなりますが、上田名幼稚園の園是のように、すこやかに いつも明るくのびのびと 自分の力でやりとげてほしいと思います。

5月9日(月) サヤエンドウ

ゴールデンウィーク明けの月曜日。

特に崩れる子もおらず、みんな元気に登園してくれました。

 

年長さんは畑へ。

お米の芽が出たので様子を見に行きました。

想像していたより細~い芽にみんな驚きのまなざし。

これがいつも食べているお米に成長していくのが信じられない様子でした。

たくさんお水をあげて、みんなの力で大事に育てていってほしいと思います。

今日の主目的は、サヤエンドウの収穫。

畑で育てたサヤエンドウを塩茹でにして年長さんに食べてもらいました。

サヤエンドウという名前だけではあまりピンときていない様子の子も、実際に目にすると「あっ、ちらしずしに乗ってるやつだ」とわかったようで。

「帽子のところを片方の手で押さえて、引っ張ると取れるよ」と説明したら、すぐにコツをつかみ、袋に入りきらないくらい沢山の量を収穫してくれました。

園に戻ってきてからは、サヤエンドウを美味しく食べるのに大事な作業の筋取りを。

サヤエンドウの筋を黙々と取る姿、とても可愛かったです。

事務室で塩茹でしたので、早速食べてみました。

緑色の野菜なので嫌がる子もいるかと心配していましたが、さすが上田名っ子。

全員モリモリ食べてくれましたよ。

喜んでくれてよかったです。

これなら、七月のピーマンの蒸し焼きも楽しみですね。

 

サヤエンドウの収穫量が多かったので、今日年長児は少しずつですが持ち帰ります。

筋取りはみんな上手に行えるようになったので、お手伝いをお願いしてみてはいかがでしょう?

おすすめの調理法は、玉ねぎとサヤエンドウの味噌汁。

玉ねぎの甘みとサヤエンドウの香りが合わさって絶品です。

5月6日(金) どてさんぽ

三連休後の登園日で明日からまた二日お休みということで、みんな何となくボーっとしていた金曜日。

こんな日に部屋の中で絵を描いたりしてもあまり盛り上がらずに疲れが残るだけなので、どのクラスも楽しくゆったり過ごしました。

年少さんは、相模川の土手にお散歩。

幼稚園バスに乗ること自体が初めてという子も多く、興奮気味の車内は熱気が感じられました。

土手のお花や小さな虫を追いかけながらのんびり歩いていると、自然と隣にいる子とお喋りが始まって。

とても楽しそうに歩いていましたよ。

季節の移り変わりを感じるには、自然に触れるのが一番。

度々公園などに遊びに行きたいですね。

 

そのころ、年中ばら組さんは畑へ。

少し時期は早そうですが、オクラの種を植えてきました。

「星の形でネバネバの野菜」という認識はあるようですが、みんな食べてくれるかな?

折角畑に来たので、キュウリやナス、いんげん、二十日大根、スイカと、自分たちで育てている野菜の水やりも行ってきました。

年中さんはたくさんの野菜を育てているので、水やりをするだけでもなかなかの重労働ではありますが、お手伝い好きな子が多いので楽しみながら野菜作りを行えている様子でした。

収穫の時がとても楽しみですね。

 

誰もいなくなった園庭では、年長まつ組さんが砂場遊びを始めていました。

年長児に進級してから初めて行う砂場遊びなので、どんな遊び方になるかは未知数でしたが、頭を使う遊びが盛り上がるようにとの想いを込めて、特に用途は告げずに雨どいとビールケースを園庭の片隅に置いておきました。

さすが、ピタゴラを作った直後の年長さん。

しっかり意図が伝わったようで、水道から砂場までの水路を作って遊びを盛り上げていましたよ。

新園舎にたくさん作った足洗い場。

今年は活躍してくれそうですね。