運動会の見どころ⑥ かけっこ&リレー
運動会の競技といえば、まず思いつくのがかけっこ。
年少児は約15m、年中児は約20m、年長児はリレーとしてトラック一周約50mを走ります。
年少児と年中児のかけっこのおススメ撮影スポットがゴールの奥だというのは先日の園日記にも書きました。
年少児と年中児のかけっこは、プログラム②とプログラム③として続けて行います。
この二つの競技を見比べるだけでも、上田名っ子がどれだけ普段から体を動かしているのかがわかると思います。
入園から約半年経った年少さんは、とても可愛い走り。
やっとゴールまでたどり着いたという感じで、観ていると心が温まるようなかけっこです。
年中児のかけっこになると、まるで別競技のように感じられると思います。
特に、今年の年中さんは普段から氷鬼などの集団遊びを楽しみ、負けん気も強いので、年長さんにリレー勝負を挑むほど走る事への意欲が高まっていました。
さすがのスピードだと感心するような徒競走になる事でしょう。
年長さんのリレーは、チームの絆や一体感が感じられるようなチームスポーツです。
走力だけでなく主体性やコミュニケーション力、性格なども考慮し、4月中にはチーム分けをしてこのチームで様々な活動を行ってきました。
4月に行っていたピタゴラスイッチ作りも、実はこのグループで。
誰かが引っ張るわけではなく、みんなで話し合いながら少しずつ進めていたピンクチーム。
リーダーシップを発揮する子がメンバーの要望を聞きながら進めていた緑チーム。
「僕がやる!」「私がやりたいの!!」と言い争いばかりしていて、バラバラだった赤チーム。
それからの半年間様々な経験を積み、それぞれのグループはどのような成長を遂げたのでしょうか。
この園日記をご覧の方なら、運動会に向けての活動の中で彼らが沢山悔しさを感じ、そこからどう自分たちを高めるか試行錯誤してきた過程をご存じだと思います。
その中では悔し涙を流したり言い争いになることもありましたが、今となってはそれもいい経験となり、リレーだけでなく園生活全般の意欲を高める事に繋がりました。
残酷にも1位から3位まで運動会での順位はついてしまいますが、1位が勝者で3位が敗者だとは思えません。
どのチームも同じように貴重な体験をし同じように成長してきたので、負けたチームもリレーを辛い想い出にしてほしくないと思います。
保護者の皆様、1位のチームのアンカーがゴールした時と同じような盛大な拍手を、2位と3位のチームにもお願いします。
結果が全てなのではなく、それまでの日々が大切なのだから。
まつ組全員がいい想い出に出来るように、会場全体で盛り上げにご協力ください。
運動会の見どころ⑤ 会場全体で楽しみたいから
競技の見どころは一旦お休みして、今日は意外な見どころについて書いていきたいと思います。
リトミックの時は、トラックの外の園児席にも目を向けてみて下さい。
そこでは、他の学年の子どもたちが同じように踊り、組体操をしていることと思います。
年長児の可愛い踊りやカッコいい組体操は、年中さんの憧れ。
憧れの存在に少しでも近づきたくて、園庭で踊る年長さんの真似をよくしていました。
気がつけば年長さんと同じくらいキレキレに踊れるようになった年中さんが、当日の園児席でも元気に踊ってくれると思います。
年中さんのリトミック中も、園児席では年長さんが踊っています。
可愛い弟・妹たちにエールを送るように、いつも大きな踊りを見せてくれています。
年少児リトミック・年中児リトミックとくると、次は自分たちの出番。
その緊張感を振り払うように、年少児と年中児のダンスを素敵な笑顔で踊ってくれると思います。
かけっこの時も、競技の時も、リレーの時も。
トラックの外からはいつも応援の声と手拍子、拍手が聞こえてきます。
自分の出番以外の時もお客さんとして楽しみ、出場している他学年の園児の気持ちを盛り上げようとしているのですね。
運動会当日は限られたスペースの観覧席となりますので、譲り合っての観覧をお願いします。
対象学年以外の保護者の方々も、空いたスペースでの観覧は可能です。
年少児の保護者の皆様などは、「我が子も来年・再来年とこんな事をするんだな」と思いながらご覧になると、なかなか感慨深いと思いますよ。
会場全体で運動会を盛り上げていきたいので、観覧の際は手拍子や拍手のご協力お願いします。
運動会の見どころ④ 未就園児競技 『ようこそ かわいい お客様』
こちらも四年ぶり・・・かな?
今年の運動会では久しぶりに未就園児競技『ようこそ かわいい お客様』を行います。
対象年齢は、生まれてから入園するまで。
「まだ歩けない?」「じゃあ、抱っこでいいんじゃないですか?」というくらいのゆる~い空気感です。
事前登録などは一切必要ありませんので、9時30分頃に正門からお入りください。
競技は、スタートラインから親子で走り、ゴールラインで年長プレゼント係さんからプレゼントを受け取って退場するという流れです。
で、未就園児競技の写真を載せたくて過去の運動会の写真を探していたのですが、四年前に未就園児として走っていた子が今年年長児になっているのですね。
しかも、弟や妹にプレゼントを渡したいからと今年プレゼント係に立候補している子も写っていて。
過去、お兄さんお姉さんからプレゼントを受け取った未就園児が、年長児になった時にプレゼント係として未就園児にプレゼントを渡す。
なかなか素敵な伝統ですね。
今年、彼がプレゼントを渡す写真も、同じ構図で撮影したいと思います。
運動会の見どころ③ 親子競技について
四年ぶりに復活する親子競技。
子どもと保護者がペアになって行う親子競技は、ホッコリするダンスから熱いレースまでその学年によりカラーが大きく異なる種目でもあります。
まず年少さんの親子競技といえば、親子ダンス。
今年は『チキ・チキ・バン・バン』の曲に合わせて、親子で触れ合いながら踊ります。
ギュッとしたり、おんぶしたり、ウサギさんになったり。
お子様と沢山スキンシップをとって欲しいと思います。
一度照れ始めると、どんどん恥ずかしくなっていくもの。
最初から思いっきり踊ってくださいね。
今年の年中さんの親子競技はたまいれ。
男の子の親子vs女の子の親子で一回戦を行った後、二回戦はいよいよ大人vs子どもです。
空気を読まずに大人チームが圧勝しても困るので、大人チームのカゴには細工をさせてもらいます。
それでも圧勝しちゃったら・・・。
三回戦目、大人vs子どものお片付け競争では、ちょっと意地悪するからね!
年長さんの親子競技、今年は『進め!親子特急シュッポッポ』として、親子で電車に乗ってレースをします。
保護者の方々の舵取りが重要になるこのレース。
コース取りやスピード調整を後部車両から保護者の皆様が指示し、先頭車両の子どもたちの能力を最大限に発揮させてほしいと思います。
想像しているより速く進めるので、ケガには注意してくださいね。
『家族全員で楽しむ運動会』と掲げる上田名幼稚園らしく、やっている方も見ている方も面白い競技に仕上がっています。
久しぶりに行う親子競技、お楽しみに。
運動会の見どころ② 年長児競技『導け!色とりどりの道しるべ』
運動会の見どころとして、今日からは実際に行う競技について書いていきます。
第一弾は年長児競技の『導け!色とりどりの道しるべ』について。
写真がかなり多いので、ネット環境にご注意ください。
年長児競技では毎年『賢くシリーズ』と呼ばれる、戦略を立ててチームで協力すれば勝利へと導ける、体力と知力のどちらも使う競技を行っています。平成30年度の『賢くススム君』、令和元年度の『七色ドーナッツ』、令和二年度の『賢く・高く積むゲーム』、昨年度の『賢く運ぼう』と、その年の子どもたちの興味関心に沿ってゲームを考えてきました。
今年度は、4月にピタゴラスイッチ作りが盛り上がったまつ組さんには道を繋げるような競技が合うだろうと、とあるパズルゲームからヒントを得て考案しました。
使用するのはこちらの七色の紙。これらを繋げ、その上を進みながらゴールを目指します。
白い線のついている箇所同士でしか繋げられないというのがルールです。
ルールは単純ですが、効率よく進めるにはある程度のコツが必要です。
例えば、緑色は一度に4マス進めますが。
ゴールに近づけるのは、横を向いている時だけ。
前を向いている時に緑色を繋げてしまうと、横に4マス進んで後ろに戻ってしまうのです。
まつ組さんもそれぞれの形の特性を理解するのに時間がかかり、最初の頃はゴールまで半分の位置までも進めませんでした。
そこから遊び込み、失敗するたびに話し合いを重ね。
今では「次は緑色にしよう!」「ピンク、ピンク!!」と声を掛け合いながら、ほぼロスなくゴールできるようになりました。
運動会当日、子どもたちが平常心で臨めれば、全チームがあっさりゴールに到着すると思います。
競技としての盛り上がりには欠けますが、それこそがこれまでの日々で沢山考え、チームで力を合わせてきた証。
無事にゴール出来たら、大きな拍手で祝福してください。
頭を使って遊ぶゲームを普段から行っているからこその上田名幼稚園らしい競技『導け!色とりどりの道しるべ』、お楽しみに。