園日記

9月29日(水) 「これは!!」からの「これは・・・」

朝からミキサー車が作業をしていた水曜日。早く登園した子は二階から工事の様子を見学していましたよ。

 

今日はまつ組さんとばら組さんが第二グラウンドへ。

年中ばら組さんが『賢く運ぼう』をやってみたいというので、男の子チームと女の子チームに分かれてチャレンジしてもらいました。

すると、ボールを投げるという新戦術が登場!!

意外なところにヒントは潜んでいるものです。

ボールを投げる子が数人いた男の子チームが圧勝したので、その様子を眺めていたまつ組さんは緊急作戦会議を始めました。

さぁ、競技開始。

予想通り全チームがボールを投げる戦術を採用しましたが、ボールを上手に箱に入れられるわけではないので、事前のシミュレーション通りにはうまく事が運ばない様子。

6月3日に行った初回よりも断然遅いタイムでのフィニッシュとなりました。

二戦目に向けての作戦会議でも誰がボールを投げるかを盛んに話し合っていましたが、二戦目も結果は散々なものでした。

結局今日は、早々にボール投げ戦術を諦め、従来通りに紙と手を使って分担しながら運んだ緑チームが二連勝。

ボール投げ戦術に固執した二チームは、予想外の惨敗にとても悔しそうでした。

 

たまたま年中児が『賢く運ぼう』にチャレンジしたおかげで生まれた、ボールを投げるという新戦術。

「おっ!!これは!!!」と色めき立った年長児の希望の光は、たった二戦で「これは・・・。」と潰えてしまいました。

しかし、ボールの投げ方や受け取り方を改善すればまだまだ可能性のありそうな方法なので、工夫して更なる発展を目指してほしいですね。

 

本日、在園児は園だより10月号を持ち帰りますので、ご覧ください。

特に、運動会へ込めた想いなどを記したクラスだよりは必見です。

この園日記でも、明日から運動会の楽しみ方などを書いていきたいと思いますのでお楽しみに。

9月28日(火) 賢く運ぼう。

賢くススム君』『賢く・高く・積むゲーム』に続く、賢く遊ぼうシリーズの最新作は『賢く運ぼう』です。

運動会で年長児が行う競技は、チームで戦略を考えることで活路が見出せるように意図してルール設定をしています。

毎年毎年新ゲームを考えるのも大変ではありますが、その年の年長児が楽しめるようなゲームを行ってこそ意味があるというものです。

 

今年行う『賢く運ぼう』は、1チームに5枚しか支給されない紙をいかに使うのかが攻略のカギ。

一学期から何度も行っているのでゲームのコツはある程度掴み始めている様子で、攻略法っぽいものを見出しては失敗してを繰り返している状態です。

  

今日は、力を合わせて紙に玉を積むチーム、二人で紙の両端を持って運ぶチーム、紙を使う人と手で運ぶ人に分担するチームと、チーム戦略が見事に分かれました。

各々のチームで異なる戦略をその都度考えて挑んでくれるので、ゲームの質がどんどん上がってきましたよ。

沢山話し合いをし、試行錯誤した結果導いた勝利の味というのは格別です。

勝者がいれば敗者もいるのがゲームの常ですが、今日敗れてしまったチームもまた新たな戦略を考え出してくれることでしょう。

9月27日(月) 帽子をかぶってブッブブ~。

秋らしい気候となってきた月曜日。

朝晩が冷え込むので、体調管理により一層気をつけなければと感じております。

年長まつ組さんは、園庭でお米の観察画を描きました。

個人持ち絵の具を用いての絵画は、今年度も多く取り入れているもの。

四月は自信のなさの表れか小さく描く子もいましたが、回数を重ねたからかダイナミックな構図に素敵な色遣いの絵を描いてくれています。

 

二学期に入ってから、年長児の充実ぶりが目立っています。

運動会に向けての活動でも積極的に他学年をリードしてくれていますし、今日のような活動でも集中力や多彩な表現力など目を見張るものがあります。

みんなのお兄さんお姉さんだという意識が、彼らをいい方向に導いてくれているのでしょうね。

 

年少さんの二クラスはピンク色の帽子作り。

目、鼻、耳のシールを貼って、こぶたの顔を作りました。

顔のパーツのシールを貼るという単純作業ではありますが、出来上がったこぶたさんはどの顔も個性があって、とても可愛かったです。

完成した帽子をかぶったら自然と体が動き出したようで、早速『こぶたのピクニックサンバ』を踊ってみましたよ。

大好きな掛け声「ブッブブ~」も、普段の二割増しの元気で。

気持ちが乗っているので、みんな楽しそうに踊ってくれました。

今日の練習はこれで十分です。

 

年中ばら組さんも運動会に向けての活動を。

もんすたーどたばっちょ』のお面作りを行っているようです。

年少さんはシールを貼る作業でしたが、こちらはハサミで紙を切りクレパスで目や鼻を描いていましたよ。

年中さんも、出来ることがかなり増えてきましたね。

完成したお面をかぶってみたら、こちらもやはり踊りたくなってきたようで。

楽しんで踊っていたからか、決めポーズもいつも以上に格好良かったです。

年中さんも、今日の運動会練習はこれにて終了。これで十分です。

 

一般的に運動会の前というと厳しい練習を重ねている印象があると思いますが、我々はそんなことはなく。

運動会があるから当日に向けて頑張って練習するわけではなく、日々の保育を積み重ねた先に運動会はあるのだと考えています。

四月からたくさんの曲で踊り、たくさんの集団遊びを楽しんできた経験を活かして、今までよりちょっと難しい踊り、今までよりちょっとルールが複雑で頭を使う集団遊びにチャレンジしてみようという感覚でしょうか。

大事なのは運動会直前の努力ではなく、これまでの日々の保育。

四月からの園生活で運動会を楽しむための土台は十分に積みあがっていますから、臆せず堂々と運動会に向けての活動を楽しんで欲しいと思います。

園長のお仕事。

今年もこの季節がやってきました。

 

上田名幼稚園の運動会において、当日会場にはためいているのは万国旗ではなくクラスカラーの手型と足型です。

子どもたちの成長の証である手型と足型を会場に飾ることで、彼らの一年の成長を会場全体で感じようと、開園以来45年ずっと行っているこの試み。

この手型と足型を糊付けするのは、毎年園長のお仕事です。

「これは誰にも触らせない。一つ一つ心をこめて糊付けしたいんだ。」と言うので、我々は全く手伝わせてもらえません。

9月24日(金) 楽しくて温かい運動会。

 

コロナウイルスの感染防止対策として、規模を縮小しての平日開催となる今年の運動会。

運動会に向けての活動が上田名幼稚園でも行われております。

といっても、毎日叱りつけて厳しい指導をしているというわけではなく・・・。

他学年の踊りを、端っこで真似して踊っていたり。

退場門の外にアーチを作り、「おつかれさま~」と出迎えたり。

出番の時は程よい緊張感を持って、それ以外の時はいつも通りの優しさで。

年長さんが率先して上田名幼稚園らしい温かい空気を作り出してくれるので、みんなとても楽しそう。

年少さんもニコニコ笑顔で踊ってくれています。

今日は全員リレーを楽しんできました。

運動会当日リレーを行うのは年長児だけですが、普段から年長児のリレーを観戦していると年中さんも年少さんもリレーを行いたくなるようで。

大盛り上がりの全員リレーでした。

三学年が揃うと、年長児の逞しさが一層際立ちますね。

 

我々が運動会に込める想いは、9月29日発行予定の園だより10月号に詳しく掲載されますので隅々までご覧ください。

クラスだよりも、運動会のプログラムや見どころなどが書かれた特別バージョンとなりますのでお楽しみに。