園日記

12月2日(木) 心に響く歌声

年中ばら組さんにとって、年長まつ組さんは大好きなお兄さんお姉さん。

まつ組さんが劇をやっていると静かに部屋の前まで行ってこっそり見学するくらい、憧れの存在です。

その中でも劇の最後に歌う『ラララだいすき』が皆大好きで、思わず「私たちもこんな風に歌いたいなぁ」とつぶやく姿がよく見られます。

 

表現遊びを楽しむ会を二日後に控えた木曜日、ばら組さんは思い切ってまつ組さんの部屋を訪れ、「歌を聞かせてほしい」とお願いしました。

まつ組さんは快諾し、劇中に歌う三曲を立て続けに聞かせてくれました。

自分たちがお願いしてわざわざ歌ってもらっているのですから聞く態度も素晴らしく、背筋がピンッと。

曲が終わると自然に拍手があちこちで発生するくらい、まつ組さんの歌声が心に響いた様子でした。

 

部屋へ戻ってからすぐ、ばら組さんも劇で歌う二曲を歌ってみました。

まつ組さんの歌声がとてもいい刺激になったようで、今日の歌はこれまでで一番!!

正直感動しました。

 

『きみのこえ』を歌っている最中、ばら組さんの目線が部屋の入口に一斉に動く瞬間が。

視線の先に目線を移すと、部屋の外からまつ組さんがその様子を見守っていました。

歌い終えたばら組さんに対し、「よかったよ!」「上手だったね!」と声をかけ、自分たちの部屋へと戻っていくまつ組さん。

素敵なお兄さんお姉さんらしさを今日も見せてくれました。

 

かっこいいお兄さんお姉さんの心をこめた歌声が年中ばら組さんの心を動かし、憧れの存在に少しでも近づこうとすることでばら組さんも素敵な歌が歌えるようになる。

お互いの存在がいい刺激となっているようですね。

 

土曜日の表現遊びを楽しむ会では、どちらのクラスも心に響く歌声を届けてくれることでしょう。