園日記

9月27日(月) 帽子をかぶってブッブブ~。

秋らしい気候となってきた月曜日。

朝晩が冷え込むので、体調管理により一層気をつけなければと感じております。

年長まつ組さんは、園庭でお米の観察画を描きました。

個人持ち絵の具を用いての絵画は、今年度も多く取り入れているもの。

四月は自信のなさの表れか小さく描く子もいましたが、回数を重ねたからかダイナミックな構図に素敵な色遣いの絵を描いてくれています。

 

二学期に入ってから、年長児の充実ぶりが目立っています。

運動会に向けての活動でも積極的に他学年をリードしてくれていますし、今日のような活動でも集中力や多彩な表現力など目を見張るものがあります。

みんなのお兄さんお姉さんだという意識が、彼らをいい方向に導いてくれているのでしょうね。

 

年少さんの二クラスはピンク色の帽子作り。

目、鼻、耳のシールを貼って、こぶたの顔を作りました。

顔のパーツのシールを貼るという単純作業ではありますが、出来上がったこぶたさんはどの顔も個性があって、とても可愛かったです。

完成した帽子をかぶったら自然と体が動き出したようで、早速『こぶたのピクニックサンバ』を踊ってみましたよ。

大好きな掛け声「ブッブブ~」も、普段の二割増しの元気で。

気持ちが乗っているので、みんな楽しそうに踊ってくれました。

今日の練習はこれで十分です。

 

年中ばら組さんも運動会に向けての活動を。

もんすたーどたばっちょ』のお面作りを行っているようです。

年少さんはシールを貼る作業でしたが、こちらはハサミで紙を切りクレパスで目や鼻を描いていましたよ。

年中さんも、出来ることがかなり増えてきましたね。

完成したお面をかぶってみたら、こちらもやはり踊りたくなってきたようで。

楽しんで踊っていたからか、決めポーズもいつも以上に格好良かったです。

年中さんも、今日の運動会練習はこれにて終了。これで十分です。

 

一般的に運動会の前というと厳しい練習を重ねている印象があると思いますが、我々はそんなことはなく。

運動会があるから当日に向けて頑張って練習するわけではなく、日々の保育を積み重ねた先に運動会はあるのだと考えています。

四月からたくさんの曲で踊り、たくさんの集団遊びを楽しんできた経験を活かして、今までよりちょっと難しい踊り、今までよりちょっとルールが複雑で頭を使う集団遊びにチャレンジしてみようという感覚でしょうか。

大事なのは運動会直前の努力ではなく、これまでの日々の保育。

四月からの園生活で運動会を楽しむための土台は十分に積みあがっていますから、臆せず堂々と運動会に向けての活動を楽しんで欲しいと思います。

園長のお仕事。

今年もこの季節がやってきました。

 

上田名幼稚園の運動会において、当日会場にはためいているのは万国旗ではなくクラスカラーの手型と足型です。

子どもたちの成長の証である手型と足型を会場に飾ることで、彼らの一年の成長を会場全体で感じようと、開園以来45年ずっと行っているこの試み。

この手型と足型を糊付けするのは、毎年園長のお仕事です。

「これは誰にも触らせない。一つ一つ心をこめて糊付けしたいんだ。」と言うので、我々は全く手伝わせてもらえません。

9月24日(金) 楽しくて温かい運動会。

 

コロナウイルスの感染防止対策として、規模を縮小しての平日開催となる今年の運動会。

運動会に向けての活動が上田名幼稚園でも行われております。

といっても、毎日叱りつけて厳しい指導をしているというわけではなく・・・。

他学年の踊りを、端っこで真似して踊っていたり。

退場門の外にアーチを作り、「おつかれさま~」と出迎えたり。

出番の時は程よい緊張感を持って、それ以外の時はいつも通りの優しさで。

年長さんが率先して上田名幼稚園らしい温かい空気を作り出してくれるので、みんなとても楽しそう。

年少さんもニコニコ笑顔で踊ってくれています。

今日は全員リレーを楽しんできました。

運動会当日リレーを行うのは年長児だけですが、普段から年長児のリレーを観戦していると年中さんも年少さんもリレーを行いたくなるようで。

大盛り上がりの全員リレーでした。

三学年が揃うと、年長児の逞しさが一層際立ちますね。

 

我々が運動会に込める想いは、9月29日発行予定の園だより10月号に詳しく掲載されますので隅々までご覧ください。

クラスだよりも、運動会のプログラムや見どころなどが書かれた特別バージョンとなりますのでお楽しみに。

9月22日(水) 新ゲームと栗作り二日目。

三連休明け二日目で明日もまた祝日。

なかなか園生活のリズムをつかめきれずダラダラモードなので、今日も第二グラウンドには出かけずに園内で過ごしました。

年長まつ組さんは新ゲームで遊んでいました。

先週くらいからルール変更を繰り返し、ようやく上田名幼稚園らしい、頭を使って遊べる新ゲームを完成させました。

普段から行っているドロケイボールバージョンから派生したこの新ゲーム。

安全地帯である『島』を三つ設置したのがミソです。

ボールを狙いに行く時なのか、仲間を助けるべき時なのか、島を獲得すべき時なのか。

チームとしてゲームを有利に進めるために考えることは従来のゲームよりさらに複雑になりましたが、今の年長さんの仲間意識があればこのゲームから沢山学んでくれそうです。

観戦しているだけでもスゴく面白かったので、思わず大声で応援してしまいました。

今度参加させてね。

 

昨日栗作りを行った年中ばら組さんは、今日は栗を飾るスペースを自分たちで作り上げました。

木と葉っぱを壁面の模造紙に貼りつけ、昨日作った栗を飾ると・・・。

とても素敵な栗の木が出来上がりましたよ。

完成してすぐ、自分たちで作った栗の木の下で「大きな栗の木の下で」を歌うっていうのも風流で素敵でした。

 

年長まつ組さんも、昨日に引き続き栗作り。

今日は栗の実を作りました。

今日の色付けは個人持ちの絵の具。

既存の絵の具を混ぜて自分で好きな色を作りその色で塗ると、クレパスやサインペンよりさらに表現が多彩になるので、個性的な作品が沢山出来上がりました。

出来上がった栗を昨日収穫した栗と並べて飾ると、その魅力がさらに引き立ちますね。

 

どちらも素晴らしい活動となりました。

9月21日(火) 栗を拾ってから栗作り。

9月21日火曜日。

すっきり晴れて散歩日和なので、まつ組さんとばら組さんは果樹園に遊びに行きました。

今日の目的は栗拾い。

栗を触った経験のある子もあまりおらず皆新鮮な驚きがあったようで、「痛い!これ、チクチクする!!」とあちこちから声が。

足を器用に使ったり、そーっと手でつまんだり、やっとの思いで収穫してきました。

園に戻り、じっくり栗を観察したら、早速栗作りです。

ばら組さんは、トイレットペーパーの芯に切り込みを入れたものを用いて、栗を表現しました。

まつ組さんは、画用紙を細く切り、箱状のものに貼ることで栗を表現しました。

 

注目すべきは、どちらのクラスの作品にも緑色を使う子がいた事。

栗のイメージと言えば茶色が普通なので、「栗は茶色で作りなさい」と事前に指定してしまう園が大半でしょうが、自然界に存在する栗には茶色以外の色も沢山含まれています。

実際、今日見つけた栗の中にも緑色とや黄土色の部分がありました。

 

上田名幼稚園で行われる活動は、なるべく制限を設けず、子どもたちが本来持つ自由な発想を存分に発揮できるよう意図して行われています。

今日作った栗も、実際に見て、実際に触れてから作ったからこそ、多彩な表現がなされたのだと思います。

栗拾いという実体験が活きた、上田名っ子らしい素敵な作品が出来上がりましたね。