フェスタの楽しみ方⑤ その時にしか作れない作品を飾ることに意味がある。
年少さんが11月に描いたサツマイモの絵。
私はこの絵が大好きなのです。
何故ならば、サツマイモ掘りの心情が作品に素直に表れているから。
一般的にポジティブな感情は暖色で大きく描き、ネガティブな感情は寒色で小さく描く傾向にあると言われます。
今年の年少さんは手が汚れることを嫌がる子が多かったからか、小さく描く子が何人もいました。
幼児期に手の汚れを気にするというのは、よくあること。
サツマイモを収穫するという喜びよりも手の汚れの嫌悪感が上回るというのも、当然有り得る事です。
小さく描かれた自信なさげなサツマイモの絵も、『汚れる事を嫌がっていた時期に描いたサツマイモの絵』だと捉えると、
二度と描けない貴重な絵だと感じていただけると思います。
他学年も作物収穫後に絵の具で絵を描く機会はあります。
年中きく組の部屋に飾られている大根掘りの絵もぜひご覧ください。
彼らの作品からは「大きな大根を掘ったんだ」という達成感がにじみ出ています。
我々は日々の保育から泥団子づくりや砂場遊びを日常的に行っております。
日々の経験から手が汚れる事への嫌悪感が払拭された時、彼らの作風は一変します。
ダイナミックな絵を描けるようになってからこの時期のサツマイモの絵をもう一度ご覧になると、彼らの心境の変化や成長を一段と感じられるでしょうね。
フェスタの楽しみ方④ フェスタはみんなで作るもの。
今週土曜日に行われるうえだなっ子フェスタの飾りつけを各クラスが始めたようです。
みんなで作るのがうえだなっ子フェスタですから、飾りつけも可能な限り子どもたちがお手伝いしています。
子どもながらにどの作品にも思い入れがあるようで、
「これ懐かしいなぁ~」などと話しながら飾り付けているのが印象的でした。
年長さんは6月に行われたお店屋さんごっこのブースをホールに作っていましたよ。
半年前ですが、遠い昔のような気がしますね。
年長児の保護者の皆様には『ごっこ遊び参観』としてご参加いただきましたが、年中児・年少児の保護者の方々は初めてだと思います。
「うちの子も来年、再来年に自分たちで企画してこんな店を作るんだなぁ~」と感じながらご覧くださると感慨深いと思います。
豆まき。
今日2月3日は節分。
という事で、上田名幼稚園でも豆まきを行いました。
鬼が怖いと前日から嫌がっていた子もいたようですが、いざ行ってみればみな楽しそうに豆を投げていましたよ。
どのクラスも見事に鬼を退治してくれました。
嫌な事から逃げさせるのは簡単ですが、むしろ『嫌な事や苦手な事にも立ち向かう強い気持ち』を幼少期に育んでいきたいものです。
「絶対楽しいから、鬼退治しておいで」とお子様の背中を押してくれた保護者の皆様に感謝します。
小さな試練を乗り越えて、彼らの表情には自信が満ちたような気がしましたよ。
お散歩。
年中さんと年少さんは、ヤギを見に相模川まで散歩に行きました。
三月のお別れ遠足では相模原公園まで歩いていきますから、その足慣らしも兼ねての楽しい散歩になりました。
帰りはちょっと寄り道して、望地キャンプ場を回って帰ってきましたよ。
年中さんも年少さんも強くなりました。
これならお別れ遠足も元気に歩ききってくれそうですね。
年長大根掘り。
畑で育てていた大根が、収穫期を迎えたようです。
ということで、今日は年長さんが大根掘りに出かけました。
予想以上に大きい大根に皆大喜びでしたよ。
自分で掘った大根を一人一本ずつ持ち帰ります。ご賞味ください。