ピタゴラスイッチを作ろう。
年長まつ組さんが行っているピタゴラスイッチ作りですが、どうやらコース作りに悩んでいる様子。
トイレットペーパーの芯を繋げてみたものの、自分たちが予想していたようにはボールが進まないようです。
成功を収めるためにはいくつかの失敗がつきものだとは思いますが、失敗続きだとどうしてもモチベーションが下がってしまいますよね。
そこで、担任が一つ楽しい実験を企画しました。
題して、『雨どいを繋げてボールを転がしてみよう大実験』
最初は地面に雨どいを繋げて置いてみましたが、なかなかボールは転がりません。
「強い力でボールを転がせばいいんじゃない?」という声も上がりましたが、それはルール違反というものです。
どうすればいいかと話し合いを続けていたら、「段差を作ればいいんだ」と気づく子がようやく現れました。
こんな事もあろうかと園庭の隅にこっそり積んでおいたビールケースを見つけ、自分たちで持ってきて、改めてコース作り。
様々な大きさのビールケースを縦に積んだり横に倒したりしながら、絶妙な傾斜のコースを作り上げました。
コースが出来たので早速ボールを転がしてみたら・・・、見事大成功!!
この写真の表情をみれば、成功の瞬間クラスがどれだけ盛り上がったのか、おわかりいただけると思います。
部屋に戻ったら、今までの苦労が嘘のようにあっという間にコースを完成させてくれました。
直線のコースだけでなく、曲がり角つきのコースも簡単に作っていましたよ。
「高い場所から低い場所にコースを繋げなさい」と我々が教えれば、彼らはもっと簡単にコースを作れたでしょう。
ただ、人から教わった事というのは身につきにくいものです。
今日の実験で「ボールは高いところから低いところに転がるんだ」と、彼らが自らの経験から導き出した事にこそ意味があり、
その経験に達成感や感動が伴っているからこそ、得たものがいつまでも彼らの心に刻まれるのです。
今日は上田名幼稚園らしい、いい学びが出来ましたね。
近い将来この経験が役立つ場面が園生活にあるので、そのときの活躍も期待しているよ。
6月9日(火)
年少たんぽぽ組さんは、部屋で何かを作っているようです。
オレンジ色の筒にシールをペタペタと。双眼鏡のようですね。
今年の年少さんは集中力があるようで、シールを貼っている間はみんな静か。
興味が散ることなく集中して活動できるというのは素晴らしいことだと思います。
出来上がった双眼鏡を持って、園内めぐりに出発!!
途中立ち寄った園長室では、双眼鏡越しに園長先生をジーッと観察していましたよ。
年中さん・年長さんの部屋など幼稚園内には面白い部屋がいくつもあるとわかったようなので、明日から行動範囲が広がっちゃうかな?
年中ばら組さんは、畑に散歩しに行きました。
「スイカの花は黄色~。ナスの花は紫だね~。」と話しながら観察していたら、ナスとインゲンに小さな実が出来ているのを発見して大喜び。
みんな興味津々でしたよ。
これらの実が大きくなっていく過程を共に楽しんでいきたいですね。
6月8日(月)
今日の年少さん。滑り台やつるつるお山などの遊具にどんどんチャレンジする様子がありました。
朝泣いていた子も、遊び始めればいい笑顔を見せてくれましたよ。
まずは、『幼稚園は楽しいところ』と感じてほしいですね。
年長さんのリレーを見ていたら自分たちも走りたくなったようで、白線の上をぐるぐると駆けっこ。
年少さんの走る姿というのは、見ていると癒やされるものです。
今は物凄いスピードで園庭を走っている年長さんも、二年前はこんなにテクテク走っていたのかと思い返すと、幼児期の成長の早さを改めて感じられますね。
ばら組さんの蒔いたアサガオとマリーゴールドは、芽が出ていましたよ。
こんなに早く芽が出ると思っていなかったので、子どもたちも驚いたようです。
今年のばら組さんには自分たちで花を育てようという気概が感じられるので、きっと沢山のきれいな花が咲いてくれることでしょう。
年長さんは何やら段ボールで作っているようですが、こちらはもう少し活動が進んでから紹介したいと思います。
自由登園四日目。
自由登園四日目。
年少さんも園生活に慣れてきたので、今日は他学年と一緒に朝から園庭で遊びました。
年中児や年長児を真似ながら砂場遊びや遊具遊びをしている姿は、初日よりちょっと逞しくなったように見えましたよ。
今まで怖がっていた滑り台や今まで登れなかったつるつるお山も、お兄さん・お姉さんのサポートがあれば大丈夫。
優しい言葉をかけてもらったり、お尻を支えてもらったりしながら、どんどん前向きにチャレンジしていましたよ。
年中ばら組さんは、部屋の前の花壇にアサガオとマリーゴールドの種を植えたようです。
どちらの花びらも、色水遊びに使えそうですね。
休園期間中に担任が作っていた竹製のじょうろで水やり。
みんなで力を合わせて育てていってほしいですね。
鳥除けの為に作っておいたししおどしも、ようやく披露する日が来ました。
我々の世代だとかろうじて見たことはありますが、さすがに子どもたちは皆初めて目にした様子。
あと何秒で水が流れるかをカウントしながら、興味津々に覗き込んでいましたよ。