園日記

自然と戯れる。

今朝、年中ばら組さんの女の子に「今日のお弁当、オクラが入っているんだよ。」と話しかけられました。

すると隣にいた子も「私はサヤエンドウが入っているよ。」と続けました。

どちらも園の畑で育てている緑色の野菜です。

サヤエンドウは、四月に収穫し、塩茹でにして食べました。

オクラの収穫期はまだまだ先ですが、年中さんが育てている野菜なので頻繁にその様子を観察しています。

どちらの野菜もあまり一般的では無く、ましてや幼稚園児が食べたがるような野菜ではありませんが、

進んで口に運んでいるのならば、園での経験が無駄にはなっていないんだなと感じられて嬉しくなりました。

 

昨日お散歩に出かけた際、年少さんが「チョウチョがいるよ~」「こっちはバッタ!」

「あっ、このピンクのお花きれい!!」「この花はアジサイだよね~。」と盛んに話していたので驚きました。

思えば、今年の年少さんは二クラスとも、季節を感じられる虫や植物の作品を作ることが多く、どちらの部屋も壁面がとても賑やか。

チョウチョ、テントウムシ、アオムシ、アリなどの虫、チューリップやアジサイなどの花をモチーフにした作品に囲まれた環境で過ごすことで、自然への興味が高まってきたのでしょう。

とても良い傾向だと思います。

 

皆様も、晴れた日にちょっと散歩に出かけてみてはいかがでしょう?

彼らとのんびり散歩していると、新たな発見を数多く得られますよ。

どんなお店になるのかな?

年長まつ組さんが7月1日までの長い時間をかけて行うお店屋さんごっこ。

何のお店を作るかが話し合いにより決まりました。

『まつぐみの おいしい さかなやさん』です!!

 

魚を買い、調理してもらい、その場で食べるかテイクアウトするという形態のこのお店。

我々もどのように彼らの活動をサポートしていくか思案中です。

昨年度は水族館だったのでふれあい科学館への園外保育を企画しましたが、今年行う魚屋さんは食材を扱うので園児が訪れるには敷居が高いご時世だと感じます。

とはいえ、切り身になってパックで売られている魚しか見たことのない子が魚屋さんごっこを行う事に、どれほどの意味があるのかとも思います。

 

まずは明日、お店屋さんごっこが素晴らしい活動になるようにとの願いを込めて、一つのイベントを企画しました。

これがきっかけとなり、みんなの話し合いが盛り上がってくれることを期待しています。

年長さん砂場遊び。

年長さんの砂場遊びが本日行われました。

昨日話し合いにより設計図をあらかじめ作り、準備万端の年長さん。

今朝は「今日砂場遊びできるでしょ?」「晴れているから今日は砂場遊びだよね!」と何人にも聞かれ、期待感の高さがうかがえました。

 

この状態、真っ平らの砂場から砂場遊びをスタートしました。

まずは手分けをして、山を大きくし、川を掘りました。

昨日行われた『年中さんの砂場遊び』で盛り上がっていたのがこの遊び。

まつ組さんは昨年までの二年間で山作り川作りトンネル作りを何度も行っているので、時折声をかけ助け合いながら設計図通りにドンドン作業を進めていました。

その次の作業は少し難易度の高いもの。

砂山の山頂にホースを挿し、水を流すことによって滝を一気に作りました。

もう一つのグループは、川に架かる橋作り。

木の板を上手に使って橋をかけ、更にトンネルを掘り、水路を繋げました。

 

細かい仕事が得意な女の子たちは、砂の城作りに取りかかりました。

バケツをひっくり返した砂山を土台にし、その上に漏斗なども上手に使って砂を盛り、砂の城を完成させました。

勿論城の周囲には川を通し、川の水は海へと繋がるようにコースを作りました。

砂場遊び開始から約二時間、時折水飲み休憩を挟みながら一気に作り上げた作品『まつ組の街』

砂で作った街ですから、明日には全て崩れてしまうでしょう。

しかし、まつ組さんの心には今日の砂場遊びが素敵な思い出として深く刻まれたことと思います。

 

今日の砂場遊びは、『頭を使って遊ぶ』『力を合わせて遊ぶ』という上田名幼稚園らしさが存分に現われた素晴らしい活動でした。

彼らなら、お店屋さんごっこも実りの多い活動としてくれることでしょう。

我々も、お店屋さんごっこが素晴らしい活動になるよう、最大限のサポートをしていきたいと思います。

5月26日(水)

昨日ほどではないにしろ、いい天気の水曜日。

今日は年長まつ組さんが砂場遊びを行うので、お邪魔になりそうな年中さんと年少さんは散歩へ出かけました。

まずは畑へ。ばら組さんが育てているナスには、紫色の花が!!

もうすぐ実がなりそうですね。ナスはどう調理して食べようかな?

年少さんが育てているトウモロコシも大きくなってきましたよ。

その後は果樹園へ。

イチジクや桃の実がなっていたので、みんな驚いていました。

最後は第二グラウンドに立ち寄り、花を摘んだりバッタ探しをして遊びました。

カマキリの赤ちゃんも見つけましたよ。

 

とても楽しいお散歩になりました。

また遊びに行こうね。

 

その頃園庭では年長さんの砂場遊びが行われていました。

紹介したい写真が沢山あるので、こちらの様子はまた後ほど更新します。

5月25日(火)

今日はいい天気だったので、当初の予定通り年中ばら組さんが砂場遊びをしました。

他学年が汚れてもいい服に着替えて砂場遊びを行う日、朝から砂場にいるのは決まって年長さん。

他学年が砂場遊びをやりやすいように、山や川、海を事前に作ってくれるのです。

土を山の上に盛っては水で湿らせ、スコップや手で砂山を固める。

その繰り返しですが、とても楽しそうでしたよ。

 

年長さんが部屋へ戻っていくのとすれ違うように園庭に出てきたのが、本日の主役である年中ばら組さん。

年長さんの期待に応えるかのように、早速砂山から海へダイブをしてくれました。

ダイブをして、砂山が小さくなってきたらスコップで土を盛ってと繰り返し遊んでいましたよ。

今日は朝から暖かかったので、泥水であっても浸かっていると気持ちよかったです。

ひとしきり遊んだ後は、本来の目的である水路作りとトンネル掘り。

水路が開通しては氾濫してを繰り返していましたが、この遊びの楽しさを感じ始めてくれたこと自体が今年度の大きな成長。

繰り返し砂場遊びを行ってきた確かな成果が彼らにも現れてきたようです。

砂場遊びも勿論ですが、この一年ばら組で行う様々な活動で、その楽しさや達成感を沢山味わっていって欲しいですね。

 

昼食後、明日砂場遊びを行う年長まつ組さんは、何やら話し合い中。

明日の砂場遊びの設計図を考えていたようです。

「右側の砂山には滝とトンネルを作ろう。」

「こっちは砂のお城ね。」

「川には橋をかけようよ。」

次から次へとアイディアが出てきて、みんなとても楽しそうでした。

話し合いをする習慣が既に身についているので、今年度の様々な活動が質の高いものになっていきそうですね。

明日の砂場遊び、期待しているよ!!