園日記

5月31日(月)

今週は年少さんの砂場遊びを行いたいのですが、今日はあまり暖かくなく、砂場遊び日和ではない感じ。

汚れてもいい服に着替えての砂場遊びという経験ですから、折角ならよく晴れた日に行いたいわけで、この感じだと来週に延期するかも知れません。

今日は二クラス合同で公園へお散歩に行きました。

『アジサイを見に行こう』という企画だったのですが、アジサイ以外にアカンサスやバラも綺麗に咲いていたので、お花好きの年少さんは皆大喜びでした。

 

金曜日にアジのつみれ汁を食べた年長まつ組さんは、今日から魚屋さんの道具作り。

大きな冷蔵庫と水道を作り始めました。

段ボールカッターの扱い方やガムテープの貼り方を見ているとまだまだ不器用に感じますが、経験を積んでいけば上手に扱えるようになります。

沢山話し合いをし、皆で力を合わせる経験を繰り返し積みながら、少しずつ着実に作業を進めていって欲しいですね。

『さかなのさばきかたをみてみよう』

年長まつ組さん、本日28日の主活動は『魚のさばき方を見てみよう』でした。

お店屋さんごっこで魚屋さんを行う事に決めたまつ組さんですが、魚屋さんを訪れたことのある子が少なく、イメージを共有できていない様子。

これでは話し合いが進まないので一度見学に行きたかったのですが、このご時世なので魚屋さん見学も不可能。

ということで、目の前で魚をさばいて調理し、みんなで食べることにしました。

 

今日さばく魚はアジ。

本日のメニューは、アジのつみれ汁です。

 

頭を落とすところから始めるので嫌がる子もいるかな?と危惧していましたが、みんな興味津々だったのでまずは安心しました。

最初に魚を見せて。アジをこんな真剣な眼差しで見つめてくれる子どもたちの姿に、我々の方がビックリしました。

しっかり期待感を高めてくれたようですね。

いよいよ調理開始です。三枚におろして骨と身を分けると、歓声は上がりましたが、まだ見慣れた姿ではない様子でした。

「お寿司の時はご飯の上にこれが乗るんだよ。」「お~! 見たことある~。」この姿は見覚えがあるようです。

「こうやって、縦に細かく切るとお刺身だよ。」「これ 知ってる~!」こうなるとみんな知ってる姿ですね。

「今日はつみれ汁だから、包丁でもっと細かくするよ。」と話して包丁二本で叩くと、「お~!!」と歓声を上げながら思わず手の動きがトントントン。

一つ一つの工程を興味深く観察し、毎回いい反応を返してくれるので、我々も嬉しくなっちゃいました。

調味料を入れて団子状にしたら、釜の出番です。

最後に味噌で味を調整して、アジのつみれ汁が完成しました。

 

見てください!この表情!!

言葉で説明しなくても、どれだけ美味しかったのかが伝わると思います。

魚が苦手な子もいたようですが、全員見事に完食しましたよ。

熱々のつみれ汁をフーフーしながら食べている年長さんを眺めていると、やってよかったなと思えました。

 

ちなみに、その後の今日の話し合いでは、お刺身定食につみれ汁がつくことが決定したようですよ。

 

スーパーで売られていたりお寿司屋さんで食べている切り身の魚は水族館で見るような一匹の魚をさばいて作っているものなのだと学べた今日のクッキングは、

彼らにとって貴重な経験だったと思います。

これを機に、お店屋さんごっこの話し合いが一層盛り上がってくれることでしょう。

自然と戯れる。

今朝、年中ばら組さんの女の子に「今日のお弁当、オクラが入っているんだよ。」と話しかけられました。

すると隣にいた子も「私はサヤエンドウが入っているよ。」と続けました。

どちらも園の畑で育てている緑色の野菜です。

サヤエンドウは、四月に収穫し、塩茹でにして食べました。

オクラの収穫期はまだまだ先ですが、年中さんが育てている野菜なので頻繁にその様子を観察しています。

どちらの野菜もあまり一般的では無く、ましてや幼稚園児が食べたがるような野菜ではありませんが、

進んで口に運んでいるのならば、園での経験が無駄にはなっていないんだなと感じられて嬉しくなりました。

 

昨日お散歩に出かけた際、年少さんが「チョウチョがいるよ~」「こっちはバッタ!」

「あっ、このピンクのお花きれい!!」「この花はアジサイだよね~。」と盛んに話していたので驚きました。

思えば、今年の年少さんは二クラスとも、季節を感じられる虫や植物の作品を作ることが多く、どちらの部屋も壁面がとても賑やか。

チョウチョ、テントウムシ、アオムシ、アリなどの虫、チューリップやアジサイなどの花をモチーフにした作品に囲まれた環境で過ごすことで、自然への興味が高まってきたのでしょう。

とても良い傾向だと思います。

 

皆様も、晴れた日にちょっと散歩に出かけてみてはいかがでしょう?

彼らとのんびり散歩していると、新たな発見を数多く得られますよ。

どんなお店になるのかな?

年長まつ組さんが7月1日までの長い時間をかけて行うお店屋さんごっこ。

何のお店を作るかが話し合いにより決まりました。

『まつぐみの おいしい さかなやさん』です!!

 

魚を買い、調理してもらい、その場で食べるかテイクアウトするという形態のこのお店。

我々もどのように彼らの活動をサポートしていくか思案中です。

昨年度は水族館だったのでふれあい科学館への園外保育を企画しましたが、今年行う魚屋さんは食材を扱うので園児が訪れるには敷居が高いご時世だと感じます。

とはいえ、切り身になってパックで売られている魚しか見たことのない子が魚屋さんごっこを行う事に、どれほどの意味があるのかとも思います。

 

まずは明日、お店屋さんごっこが素晴らしい活動になるようにとの願いを込めて、一つのイベントを企画しました。

これがきっかけとなり、みんなの話し合いが盛り上がってくれることを期待しています。

年長さん砂場遊び。

年長さんの砂場遊びが本日行われました。

昨日話し合いにより設計図をあらかじめ作り、準備万端の年長さん。

今朝は「今日砂場遊びできるでしょ?」「晴れているから今日は砂場遊びだよね!」と何人にも聞かれ、期待感の高さがうかがえました。

 

この状態、真っ平らの砂場から砂場遊びをスタートしました。

まずは手分けをして、山を大きくし、川を掘りました。

昨日行われた『年中さんの砂場遊び』で盛り上がっていたのがこの遊び。

まつ組さんは昨年までの二年間で山作り川作りトンネル作りを何度も行っているので、時折声をかけ助け合いながら設計図通りにドンドン作業を進めていました。

その次の作業は少し難易度の高いもの。

砂山の山頂にホースを挿し、水を流すことによって滝を一気に作りました。

もう一つのグループは、川に架かる橋作り。

木の板を上手に使って橋をかけ、更にトンネルを掘り、水路を繋げました。

 

細かい仕事が得意な女の子たちは、砂の城作りに取りかかりました。

バケツをひっくり返した砂山を土台にし、その上に漏斗なども上手に使って砂を盛り、砂の城を完成させました。

勿論城の周囲には川を通し、川の水は海へと繋がるようにコースを作りました。

砂場遊び開始から約二時間、時折水飲み休憩を挟みながら一気に作り上げた作品『まつ組の街』

砂で作った街ですから、明日には全て崩れてしまうでしょう。

しかし、まつ組さんの心には今日の砂場遊びが素敵な思い出として深く刻まれたことと思います。

 

今日の砂場遊びは、『頭を使って遊ぶ』『力を合わせて遊ぶ』という上田名幼稚園らしさが存分に現われた素晴らしい活動でした。

彼らなら、お店屋さんごっこも実りの多い活動としてくれることでしょう。

我々も、お店屋さんごっこが素晴らしい活動になるよう、最大限のサポートをしていきたいと思います。