『さかなのさばきかたをみてみよう』
年長まつ組さん、本日28日の主活動は『魚のさばき方を見てみよう』でした。
お店屋さんごっこで魚屋さんを行う事に決めたまつ組さんですが、魚屋さんを訪れたことのある子が少なく、イメージを共有できていない様子。
これでは話し合いが進まないので一度見学に行きたかったのですが、このご時世なので魚屋さん見学も不可能。
ということで、目の前で魚をさばいて調理し、みんなで食べることにしました。
今日さばく魚はアジ。
本日のメニューは、アジのつみれ汁です。
頭を落とすところから始めるので嫌がる子もいるかな?と危惧していましたが、みんな興味津々だったのでまずは安心しました。
最初に魚を見せて。アジをこんな真剣な眼差しで見つめてくれる子どもたちの姿に、我々の方がビックリしました。
しっかり期待感を高めてくれたようですね。
いよいよ調理開始です。三枚におろして骨と身を分けると、歓声は上がりましたが、まだ見慣れた姿ではない様子でした。
「お寿司の時はご飯の上にこれが乗るんだよ。」「お~! 見たことある~。」この姿は見覚えがあるようです。
「こうやって、縦に細かく切るとお刺身だよ。」「これ 知ってる~!」こうなるとみんな知ってる姿ですね。
「今日はつみれ汁だから、包丁でもっと細かくするよ。」と話して包丁二本で叩くと、「お~!!」と歓声を上げながら思わず手の動きがトントントン。
一つ一つの工程を興味深く観察し、毎回いい反応を返してくれるので、我々も嬉しくなっちゃいました。
調味料を入れて団子状にしたら、釜の出番です。
最後に味噌で味を調整して、アジのつみれ汁が完成しました。
見てください!この表情!!
言葉で説明しなくても、どれだけ美味しかったのかが伝わると思います。
魚が苦手な子もいたようですが、全員見事に完食しましたよ。
熱々のつみれ汁をフーフーしながら食べている年長さんを眺めていると、やってよかったなと思えました。
ちなみに、その後の今日の話し合いでは、お刺身定食につみれ汁がつくことが決定したようですよ。
スーパーで売られていたりお寿司屋さんで食べている切り身の魚は水族館で見るような一匹の魚をさばいて作っているものなのだと学べた今日のクッキングは、
彼らにとって貴重な経験だったと思います。
これを機に、お店屋さんごっこの話し合いが一層盛り上がってくれることでしょう。