10月28日(木) おにぎりパーティー。
さぁ、いよいよ待ちに待ったおにぎりパーティーの日がやってきました。
4月26日の種まきから6か月もの長い時間をかけて育ててきたお米は、どんな味がしたのでしょうか?
朝から妙にソワソワしていたまつ組さん。
朝ご飯を食べたばかりの筈なのに「お腹すいたなぁ~」って呟いちゃったり、廊下を歩くときにもついスキップしちゃったり。
自分たちが大事に育ててきたお米を食べるのがとても楽しみな様子でした。
担任が米とぎをし、炊飯器に入れてスイッチオン。
米作りの過程をまとめたスライドを鑑賞していたら、シューという音が。
炊飯器の方を見てみたら、美味しそうな蒸気が上がっていました。
「あぁ、美味しそうなにおいがしてきたよ~」と大興奮でしたよ。
エプロンに着替えた頃にようやく炊き上がりました。
炊きたてホカホカのお米ですが、熱さを我慢しながら一生懸命握ったら、いよいよ。
「いただきま~す!!」
具は入っておらず海苔もつけていないただの塩むすびですが、想像を絶する美味しさだったようで。
「美味しい!!」と元気に感想を言うよりは、「これ・・・、美味しい・・・・・!!!」と目を見開いて思わず発する子が多かったです。
最初は勢いよく食べ始めていましたが、残りが少なくなると同時に名残惜しくなり、最後の一口はじっくり噛みしめながらゆっくり味わって飲み込む姿も印象深かったです。
おにぎりを食べた後に書いた感想では、「世界で一番おいしいおにぎりだった」というコメントや「お米が甘かった」という通っぽいコメントもありましたよ。
半年続いたお米作りの活動はこれにて終了。
なかなか大変なお米作りですが、今年の年長さんも沢山の学びを得られたようでよかったです。
10月27日(水) 精米。
年長さんのお米作りは、精米まできました。
いよいよ明日がおにぎりパーティーです。
4月26日に種を蒔いたお米。
芽が出てからは毎日畑まで散歩して水をあげ、田んぼづくりである代かきを行ったのは6月2日。
6月7日に田植えをし、ここからは園庭でお米を育てる事となりました。
園庭で育て始めてからも水やりは自分たちで。
夏休み中は預かり保育の子が率先して水をあげてくれました。
二学期になり稲穂がついた頃にはお米の観察画も描き、稲刈りは10月4日。
10月19日の脱穀、22日のもみすり、そして今日の精米と半年をかけて今日までお米を育ててきました。
いよいよ明日がおにぎりパーティー。
明日は年長児のみ、具が入っていない塩おむすびを一人一つずつ、10時半頃に食べます。
具なんていらない。海苔も必要ない。
塩味だけがついたおにぎりで、自分たちで作ったお米の味を存分に楽しんで欲しいと思います。
お弁当の時間は従来通り昼頃に設けますが、あまり量を食べない子などはお弁当の量を調節してください。
10月26日(火) トトロの散歩。
鉄骨が次々と積み上げられ、いよいよ建物っぽくなってきた火曜日。
年少さんは畑へお散歩に行きました。
目的は・・・?
トトロの葉っぱ!!
「雨が降ってきた~」と誰かが言うと、慌てて里芋の葉っぱの傘をさす。
その繰り返しをしながらの、とても楽しい散歩となりました。
もう少ししたら里芋の収穫もできるかな?
煮っ転がしにして食べたいですね。
年長まつ組さんは、英語であそぼうの後に話し合い。
消防士、ケーキ屋さん以外の活躍する場面も出来上がり、三日続いた話し合いも一段落したので、いよいよ大道具や小道具などを作る作業に移りました。
まずは、家づくりを行うようです。
毎度のことながら、上田名っ子は自分たちで手分けしながらどんどん作業を進めていきます。
昼食後に始めた家作りですが、20分ほどでここまで出来上がりました。
どんな家が出来上がるのかな?
次は何を作るのかな?
毎日様々な変化が見られるので、今後がとても楽しみです。
10月25日(月) 食後のおままごと。
年長まつ組さんは今日も話し合い。
まずは、「前回決まったストーリーを振りかえろう」ということで。
ケーキ屋さんが、疲れている消防士さんにケーキを届ける場面の絵本を読みました。
ケーキ屋さんになりたい二人は、サプライズ絵本にとても嬉しそうでしたよ。
期待感が高まっていると、自然と話し合いも盛り上がるもので。
今日一日で、ストーリーの骨組みはあらかた出来上がりました。
あとは、これらのストーリーをどう繋げていくかですね。
昼食後は、登場人物になりきっておままごとをするのが最近の流行りの遊び。
自分たちの登場する絵本を見て期待感最高潮のケーキ屋さん組は、画用紙でチョコレートケーキを作って、みんなでおやつタイムを楽しんでいました。
部屋で倒れている子がいると、車の修理屋さんと消防士さんが駆けつけて救助してくれます。
今日のクライマックスは、アイドルのコンサート。
ピアニストの演奏で、アイドル二人組が素敵なステージを見せてくれました。
コンサート後は撮影会。
アイドルスマイルで写真撮影に応じてくれましたよ。
お遊戯会や劇発表会というと、一人ずつ前に出てきてセリフを発するイメージがあるかもしれませんが、我々の意図する表現遊びはその先を見据えたものでして。
表現遊びとは何ぞやという話は二年前に投稿した『こちらの記事』をご覧ください。
話し合いが始まると同時に役になりきってのおままごとが盛り上がってきているまつ組さんは、表現遊びを楽しむ会に向けて理想的だと言えますから、今後も楽しみながら話し合いを進めていってほしいと思います。
10月22日(金) 起承転結。
年長まつ組さんは、朝からもみすり。すり鉢と軟式ボールを使ってお米の殻を取りました。
ここまで来たら、あとは精米を残すのみ。
精米は27日水曜日、おにぎりパーティーは28日木曜日の予定です。
その後は、絵本作り二日目。
今日は、物語には起承転結があるという説明から始めました。
そのおかげか絵本への理解が更に深まったようで、お手製絵本のストーリーもより一層心に響いた様子でした。
今日の話し合いの議題は、みんなの『夢』について。
将来なりたいものを個々で挙げていき、その仕事内容を書き出してみました。
すると、「火事になったら消防士さんが火を消してくれるね。」「吹雪とかで困ったら、自衛隊が助けてくれるよね。」「疲れたら、大工さんが作ってくれたお家でみんなで休もうよ。」と一人の男の子が次々にストーリーを考え出してくれました。
集団の中で自分を積極的に出す方ではありませんが、いつもしっかりとした意見を持っていたこの子が、この活動を引っ張って行ってくれるかもしれません。
一人が意見を出し、みんなが「なるほど。そういう事ね。」と共通理解を持てさえすれば、話し合いが一気に盛り上がるのが上田名っ子。
ケーキ屋さんになりたい女の子が、「ケーキはみんなが遊びに来たときにも作るんだけど、消防士さんたちが疲れた時にも届けてあげたいんだ。」という素敵な意見を出してくれたところで、今日は時間切れとなりました。
月曜日、このストーリーに絵がついたら、みんなの意欲がさらに高まるでしょうね。