園日記

5月6日(金) どてさんぽ

三連休後の登園日で明日からまた二日お休みということで、みんな何となくボーっとしていた金曜日。

こんな日に部屋の中で絵を描いたりしてもあまり盛り上がらずに疲れが残るだけなので、どのクラスも楽しくゆったり過ごしました。

年少さんは、相模川の土手にお散歩。

幼稚園バスに乗ること自体が初めてという子も多く、興奮気味の車内は熱気が感じられました。

土手のお花や小さな虫を追いかけながらのんびり歩いていると、自然と隣にいる子とお喋りが始まって。

とても楽しそうに歩いていましたよ。

季節の移り変わりを感じるには、自然に触れるのが一番。

度々公園などに遊びに行きたいですね。

 

そのころ、年中ばら組さんは畑へ。

少し時期は早そうですが、オクラの種を植えてきました。

「星の形でネバネバの野菜」という認識はあるようですが、みんな食べてくれるかな?

折角畑に来たので、キュウリやナス、いんげん、二十日大根、スイカと、自分たちで育てている野菜の水やりも行ってきました。

年中さんはたくさんの野菜を育てているので、水やりをするだけでもなかなかの重労働ではありますが、お手伝い好きな子が多いので楽しみながら野菜作りを行えている様子でした。

収穫の時がとても楽しみですね。

 

誰もいなくなった園庭では、年長まつ組さんが砂場遊びを始めていました。

年長児に進級してから初めて行う砂場遊びなので、どんな遊び方になるかは未知数でしたが、頭を使う遊びが盛り上がるようにとの想いを込めて、特に用途は告げずに雨どいとビールケースを園庭の片隅に置いておきました。

さすが、ピタゴラを作った直後の年長さん。

しっかり意図が伝わったようで、水道から砂場までの水路を作って遊びを盛り上げていましたよ。

新園舎にたくさん作った足洗い場。

今年は活躍してくれそうですね。

5月2日(月) 畑の活動が始まった。

ゴールデンウィーク中の平日である月曜日。

年少すみれ組さんには今日が誕生日の子と明日誕生日の子がいたので、サックスでお祝いしてきました。

管楽器の音が聞こえる幼稚園って素敵だと思い、数年前に勢いで購入してから度々吹いていますが、毎回子どもたちが喜んでくれるのでとても嬉しく感じています。

幼稚園でピアノ以外の楽器に触れる経験などなかなか無いものですが、上田名っ子にとってはよくある光景

園でのごく普通な日常の中に、本物に触れるという貴重な体験が数多くあるのも上田名幼稚園らしいと思います。

今日は畑day

年中さんはキュウリとナスの苗植えを、年長まつ組さんはお米の種まきをしてきました。

年中さんの野菜は、無事に収穫出来たら『ナスの煮びたし』などを作って今年も食べたいと思います。

年長さんのお米は、10月末の『おにぎりパーティー』まで約半年も大事に育てます。

お米作りの経験から、作物を作ることの大変さや楽しさを感じてほしいと思います。

4月27日(水) ピタゴラ二日目

園庭で育てている年少さんのミニトマトに黄色い花が咲いていた水曜日。

このところの蒸し暑さと新生活のストレスで疲れがたまっている様子の年少さんは、園庭で静かに虫探しを楽しんでいました。

昨年度、満三歳で入園した頃は虫を怖がっていた子が上手に棒を使い虫を捕まえている様子に、確かな成長を感じました。

誰かが虫を捕まえると、その周りにはすぐに人だかりができて。

年少さんも少しずつ友だちという意識が芽生えてきたようです。

 

年長まつ組さんは、ピタゴラ二日目。

昨日、各々が勝手に作業を始めて収拾がつかなくなった反省を活かし、まずはどうやってゴールまでの道を繋げるかの話し合いから作業を開始しました。

テープで貼ってはボールを転がし、失敗しては、その箇所の補修を繰り返し。

何度も同じ場所で失敗したら、一度原点に返って話し合いを始め。

紆余曲折ありながら一時間以上も集中して作業を進め、ようやく完成した作品がこちら。

我々大人の手が入っていない作品は一見すると不格好ですが、テープの止め方などに苦労の跡が見てとれるところに、進級したばかりの年長児のリアルが感じられて、とても魅力的に思えます。

毎年のことながら年長児の一学期の作品は不格好なもの。

6月のお店屋さんごっこ』の時期の作品は、壁に寄りかかってやっと立っているくらいのものです。

それが三学期になると『精巧なジオラマ』なんてものも作れるようになるのですから、経験って大事なんだと毎年気づかされます。

 

今回の活動は、意見を交わすことの楽しさや難しさを知ると同時に、力を合わせて作業した結果成功する達成感を味わってほしいという目的で行っていますから、これで十分。

無事にゴールまでたどり着いた時のこの驚きの表情を見るだけで、ピタゴラスイッチ作りが彼らにとっていかに楽しい活動だったのかが伝わることでしょう。

昼食後、他のグループが作ったピタゴラスイッチで遊び、「こことここが繋がってるのか~。凄いねぇ~。」と声を掛けあえるというのも、苦労を共にしたクラスメイトだからこその素敵な光景。

五月に行われる砂場遊びや、その後に始まるお店屋さんごっこなども、持ち前の一体感を武器に思いきり楽しんでほしいと思います。

4月26日(火) ピタゴラスイッチ

朝、園庭で遊んでいるばら組さんの視線の先にあったのは、鳥の巣。

卵を温めているようでした。

ヒナがかえったら、園内がより一層にぎやかになりそうですね。

毎朝の日課、年中ばら組さんのダンスタイムには、年長まつ組さんが飛び入り参加。

昨年度から様々な曲を踊ってきただけあり、キレキレの『サラダ・サラ』を見せてくれました。

ダイナミックな動きで楽しそうに踊る年長さんと年中さんの姿は、今後の園の活動を盛り上げるためにも一役買ってくれそうですね。

 

年長さんの部屋にしか置いていない「くみくみスロープ」という玩具でよく遊んでいるまつ組さん。

折角なら自分たちでピタゴラスイッチを作ってみようということで、本日は主活動として『ぴたごら』を行いました。

 

一人ひとりが集団の中で自己を存分に発揮することは、年長児としての目標の一つ。

その為に必要である、自分の意見を発信したり他者の意見を尊重する経験を積むために、毎年6月に行っている『お店屋さんごっこ』や10月の『運動会』、12月に行う『表現遊びを楽しむ会』の劇などの大きな行事に限らず、年長児の活動はすべて子どもたちの話し合いを基に進めていきます。

今日のピタゴラスイッチ作りは、グループでの話し合いが必要な活動ということで、一年の初めにまずは意見を交わすことの楽しさや難しさを感じてほしいと思い企画しました。

 

段ボールに紙コップで「スタート」と「ゴール」をつけたものをグループに一つずつ渡し、牛乳パックや空き箱、セロテープにガムテープを用意した状態で、グループごとに自由にコースを作ってもらいましたよ。

いざピタゴラスイッチ作りを始めてみると、チームごとに進め方が異なり、非常に興味深く感じました。

誰かが引っ張るわけではなく、みんなで話し合いながら少しずつ進めるグループ。

リーダーシップを発揮する子がメンバーの要望を聞きながら進めていくグループ。

「僕がやる!」「私がやりたいの!!」と言い争いばかりしていて、バラバラなグループ。

手ごたえを感じたであろうチームと、難しさを感じたであろうチームに分かれましたが、これも貴重な経験です。

 

「ごく一部の発言力がある人だけが楽しい集団」ではなく「全員が楽しめる集団」にクラス全体がなるまではまだ時間がかかりそうですが、これからの活動一つ一つに前向きに取り組み、沢山の経験を積んでいってほしいと思います。

年長児としてのスタートとしてふさわしく、学ぶことの多い有意義な活動となっていますね。

 

明日はこの続き。

完成したスイッチや、それで遊ぶ様子なども載せたいと思います。

4月25日(月) 年少さんのこいのぼり

年少たんぽぽ組さんとすみれ組さんは、今日こいのぼり作りを行いました。

出来上がったので早速園庭で泳がせてみましたよ。

年長さんと年中さんが作ったこいのぼりの下を年少さんが走り抜ける姿は、毎年の風物詩。

今年の年少さんも自分が作ったこいのぼりを手に、とても楽しそうに走っていましたよ。