園日記

7月 1日(木) お店やさんごっこ参観日

朝から強い雨が降っていた木曜日。

今日は年長さんのお店屋さんごっこ参観日でした。

朝、まつ組の黒板には担任からのメッセージが。

お手紙交換を行ってから文字への関心が高まっている年長さんは、登園してすぐに黒板の前に集まってメッセージを読んでいましたよ。

朝から部屋の最終調整を行い、いよいよ開店。

魚屋さんごっこを存分に楽しみました。

 

子どもたちの話し合いのみですべてを作り上げた魚屋さんはいかがでしたか?

大人の意見や手助けが入ると、作品の見た目は良くなり完成までの日数は大幅に短くなりますが、それは子どもたちの作品ではなくなり、そこから得られるものもあまり多くはありません。

敢えて子どもたちの手に全てを委ねると、完成までには沢山の失敗を経験しますが、その失敗から謙虚に学ぶ事で、解決法を自らの力で導く意欲が育まれます。

他人から教えられたことなどあまり身にはつかず、自ら学んだことの方がよっぽど彼らの成長につながるのです。

 

表面だけの見た目に左右されず、子どもたちの成長を第一に考えて行うのが上田名幼稚園のお店屋さんごっこです。

この活動を経験した彼らの更なる成長が楽しみです。

参観終了後、保護者の皆様に書いていただいたお手紙を子どもたちに渡しました。

ポストを見せた時点で「おっ、お手紙?」と敏感に感じ取ったようで、全員に手紙が渡ってからは周りの子と見せ合いながら嬉しそうに読む姿がありました。

手紙を読み終えてからは、どこか誇らしげで、少し安堵感が感じられる表情をしていましたよ。

 

今日は特別な一日。

お弁当は、参観の飾りつけが残ったままのホールで食べました。

今日の余韻に浸りながら、ゆっくりと味わいながら食べている姿が印象的でした。