園日記

5月19日(木) 餃子の具。

半日保育三日目。

とても天気が良かったので、全園児で畑へお散歩に行きました。

道路に出るのがちょっと不安な年少さんは、年長まつ組さんに手を繋いでもらって。

お兄さんお姉さんにエスコートしてもらっていたら、気分も高まったようで。

楽しそうに話しながらのお散歩となりました。

 

畑へ到着してからは、学年ごとに別行動です。

年長さんは、5月2日に蒔いたお米の芽が出揃ったので、観察しに行きました。

これまでは保温するためにシートで覆っていましたが、今日からは日光を当てるためにシートを剝がします。

となると、どうしても地面が乾きやすくなるわけで。

今まで以上に気をつかって水やりに訪れる必要がありますが、いつも真面目で前向きなまつ組さんですから楽しみながらお米作りを進めていってくれると思います。

 

年中さんは、キュウリ、ナス、二十日大根、いんげん、オクラ、スイカと育てている野菜の水やりを。

名前のわりには、植えてから20日経っても実ができない二十日大根でしたが、ようやく収穫を迎えられそうな気配がしてきました。

収穫出来次第、持ち帰ると思います。

 

自分たちで育てているカボチャに水をあげた年少さん。

他の学年の野菜作りの様子をしばらく眺めていましたが、すぐに飽きてしまいました。

ということで、緊急アトラクションを。

「年少さんもサヤエンドウを収穫してみよう!!」

収穫期は終わりかけですが、まだまだ美味しそうな実がついているサヤエンドウ。

上手に収穫出来たら、年少さんにも持ち帰ってもらおうと思って企画しましたが・・・。

 

美味しいサヤエンドウは、来年年中さんに進級した時の楽しみにとっておきましょう。

 

畑から帰ってきた後の年長さんは、短時間ではありますがラーメン屋さん作りを行いました。

今日の作業は『湯切りざる』『寸胴』『ギョウザを焼く機械』の続きとして、細かい部分を作る作業に取り掛かりましたよ。

 

まつ組の部屋に置かれている、空き箱入れ。

みんなが持ってきてくれるので、空き箱を入れる箱はいっぱいになっていました。

たくさん入っている空き箱を一つ一つ手に取り、「この大きさがちょうどいいかな?」と選ぶ姿がとても幸せそうで。

保護者の皆様のおかげで、ラーメン屋さん作りは一層盛り上がりそうです。

ご協力ありがとうございます。

 

前回、段ボールカッターを用いてサランラップの芯をコツコツと切っていた二人組。

30分ほどかけて二つに切った芯はどこに使われているのかと寸胴を注意深く見ると、見つけました。

ガスコンロから出るゴムホースになっていましたよ。

面白い発想ですね。

 

湯切りざるグループは、湯切りざるを作り終えたので、早速毛糸を使って麵を作っていました。

毛糸の入った湯切りざるを勢いよく振り下ろす姿は、まさしくラーメン屋さん。

このように、作ってきたものが形になってくると、意欲が一層高まりますね。

 

今日一番の驚きは、ギョウザを焼く機械グループのギョウザ作り。

黒・茶色・緑色・白の画用紙を用意し、いくつか意見を交わした後、手分けして緑色の画用紙を細かく切り刻み始めました。

何をしているのか尋ねると、「餃子の野菜を小さく切ってるの」だって。

画用紙を細かく切ったものを具に見立てて、何かで包んでギョウザにするようですね。

上田名っ子らしい自由な発想だと感心しました。

 

お店屋さんごっこ自体は、どこの幼稚園でも行われている活動です。

ただ、子どもたちの考えのみで全てを作り上げる幼稚園はそう多くないと思います。

彼らだから表現できるこだわりの数々、これからもどんどん紹介していきたいと思います。